2013年2月3日 掲載
自腹で泊まったホテル ロイヤルオーキッド・シェラトンホテル&タワーズ (Royal Orchid Sheraton Hotel & Towers) |
最新ホテルのお次はいきなり、けっこう老舗、というか、中途半端に長い歴史のホテルに行ってみよう!
ロイヤルオーキッド・シェラトンホテル&タワーズ(Royal Orchid Sheraton Hotel & Towers)す。
バンコクといえば、ホテルはリバーサイド。井上陽水じゃないけど、リバーサイド(古)。
タイ好きの人ならもちろん知っていると思いますが、なんでホテルはリバーサイドなのかってーと、バンコクを貫く大きな川「チャオプラヤー川」沿いには、かのオリエンタルホテルや、ペニンシュラバンコク、シャングリラなど、名だたるホテルが、絢爛豪華に「おほほほほ!ワタクシが一番よ!」などと、競い合っているような景観が楽しめるんです。
当然そうするってーと・・・名ホテルの夜景がロマンティック。
しかし、最近は中級ホテルや、気軽に泊まれるバジェットホテルまでも進出し、風光明媚な景色を自分のスタイルで楽しめるようになってきました。
超一流から、超お手軽まである中で、いきなり中途半端なロイヤルオーキッドシェラトンを紹介です。
えー?なんで、そこ?
のけぞるなかれ。オリエンタルホテルをのぞいたら、ロイヤルオーキッドシェラトンがその次なんじゃないかっていう、歴史。でもクラシカルさはゼロ。中途半端に古いホテルなんだぜ。応援してあげましょうよ。
もう外観からトリッキー・・・。
チャオプラヤー川の庶民の足、「チャオプラヤーエキスプレス」に乗ったことがある人やディナークルーズで・・・など手段は様々だけど、船で渡ったことがある人なら、必ず目にしているはずの、煤けた・・・いや、趣きがある・・・高層の巨大な建物。
まるで巨大な古い病院みたいに、優雅さゼロ。シープラヤ船着場にそびえる、灰色の館。
ちなみに私は寺院に行くのに、カオサンに行くのに、トイレを借りること100回以上(トイレは関係ない)、宿泊したのは2回です。えへん(威張る所ではない)。
でも私、このホテルが大好きなのです。その理由はつらつら書いていくことにしましょう。
HISやグリーンホリデータイランドでは、雨季の9月、10月になると「9000円」とか「8800円」っていうやけっぱち・・・いや、お客様思いの値段を出しているので、川沿いホテルの中では断然リーズナブルになってまいります。
かく言う私も9000円で泊まりました。しかも18時までのレイトチェックアウト付で・・・。
ほぼ3日滞在してるようなものですから、ほんとに申し訳ない限り。
ロビーは古き良きタイスタイル。
現在バンコクのホテルはモダンスタイルにほぼリニューアルされているため、この手のチーク材&ゴールド&大理石のロビーはだいぶ姿を消しているけど、どうですか。タイらしいっていうのはこういうロビーのことを言うんじゃないでしょうか!?さながら寺院のようです!
ちょっと昔のタイのホテルってみんなこんな感じでしたよね?
ロビーではこれまたモダンになってしまっているバンコクのホテルのロビーではあんまり見なくなってしまった、タイの弦楽器の演奏もあり、これぞタイなお出迎え。
背筋の伸びる高級感はないけれど、ほんと、昔ながらの高級タイスタイル。
アメージングなのでーす!
お部屋はまめにリノベーションするこのホテルだけど、このロビーだけはいつまでもこのスタイルを貫いてほしいと切に思うのです。
お庭の木にもど根性のタイの魂が宿っているに違いありません!
第7回 チャオプラヤー川の眺望は、恐らく1・2を争う! につづく・・・
(記事・写真 吉田彩緒莉)
自腹で泊まったホテル ロイヤルオーキッド・シェラトンホテル&タワーズ (Royal Orchid Sheraton Hotel & Towers) |
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吉田 彩緒莉(よしだ さおり)
お酒大好き、タイ大好き
ミュージシャンの事務所での会報編集や、国内旅行情報誌の編集・ライター、アイドルサイトのライターなど、ささやかに文でご飯を食べている者。日々たまるストレスを癒すべく「あーあ、貧乏人のオラでも贅沢できる国はないだべか?」とつぶやきながら初めて降り立った タイランド・・・あの日から十数年。 あまりにもコストパフォーマンスのよいタイのホテルにのめり込み、ストーカーのようにタイの最新ホテル情報をチェックしまくる日々。そのため、ガイドブックのホテルページの部屋が違うホテルだったのを、何度も見つけては優越感に浸るインケンさも持ち合わせる。常に貧乏のため、高いホテルではなく、いかにコストパフォーマンスが良いか、どうやったら安く泊まれるのか、ということに喜びを感じているので「オリエンタルホテル、泊まってないじゃーん」とか「ゲストハウスのレポないじゃーん」とは思われるはず。それからタイは好きだけどまだ行っていない場所もあるから、網羅はしてないよ(照)。
わかりやすすぎるタイトルのブログ「タイ大好き!」で、タイのおいしいお店やら、エピソードをひたすら書き綴り中。
タイ大好き! http://plaza.rakuten.co.jp/gogoyosee/