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タイ全国一周、と言っても一気に回るのではなく、1ヶ月に1県を余すところなく回るという企画で、相棒は8歳の長男と愛車CB1100であります。
それでは今回のバイク旅・ナーン県内をダイジェストで流していきます!
これぞナーンの風景
タイ北部、ナーン県。観光地としての派手さは少ないかもしれない。でもこの土地には、旅慣れた人たちが「もう一度行きたい」と口を揃える理由があります。それが、見晴らしの良い山間部を走るという、唯一無二の体験です。
国立公園も山
標高の高いエリアを走る国道や峠道からは、眼下に広がる渓谷、遠くに霞む山脈、そして早朝には幻想的な雲海も。カーブを曲がるたびに景色が変わり、思わず単車を停めて深呼吸したくなります。
写真では伝わらないですね…
…というか実際、何度も立ち止まった。都会の喧騒では決して味わえない“心のデトックス”がそこにはあるのです。そしてそれは、車のドライブではきっと辿り着けない感覚。音も風も、景色との一体感も、すべてがバイク旅だからこそ。“運転している”のではなく、“自然の中に飛び込んでいる”、そんな感覚であります。
カフェだってなんとも贅沢
ナーン県の峠道は、ただの移動ではありません。それ自体が旅のハイライト。バイクにまたがってこそ味わえる、極上の自由がそこにあります。
ずっと来たかったカーブ番号3
ナーン県の魅力は、ずばり観光スポットではないように思います。観光スポットだけでは、ナーンを語り尽くせない。山の「道」そのものが、その旅のハイライトになる、そんな県であると感じました。
標高1,715地点の展望台『ドーイプーカービューポイント 1715』
あと特筆すべきは、山の走りは標高が高いために最高に涼しいこと。タイは基本的に走行中であっても年中暑いのですが、ナーンの山間部ともなると日陰の走行中は肌寒く、日向に出ると陽射しがすごく“暖かく”感じる、というタイでは珍しい感覚となりました。
なんと。こちらの寺院の名前は…
そしてナーン県の道路事情としてはおおむね良好でした。やはり、地方は大分整備されてきていて、バンコクの方がよっぽど道が悪かったりします。山間部の道もこれと言って「危ない!」と感じたところはありませんでした。
ワット・プーケット!(…と書いてあります)
そんなわけで今回も満喫したナーン県でありました。ナーンの魅力はなんと言っても「山の走り」、これに尽きます。例えばメーホンソーンも山の走りではあるのですが、明確に違うのは「空の広さ」だったりします。要は同じ山でもナーンの山は高さがあるので見晴らしもいちいち絶景なのです。そういった意味では「山の絶景」として感動レベル、これまで53県中ではナンバー1と言い切れるほどでした。
そして、ナーン県をあとにした私たちはその足でイサーンに向かうのでした・・・<次回へ続く>
※オレンジ=バンコク
※青色=今回訪れた県
※緑色=今までに訪れた県
※白色=まだ訪れてない県
※赤色=日本国外務省より渡航中止勧告
■今回訪れたところ(1泊2日)
・クンサターン国立公園
・ドーイ サムーダーオ
・シーナーン国立公園
・ワット プラタート チェーヘーン
・バーンナーン ホテル(宿)
・Nan City Weekend Night Market
・ワット プーミン
・ワット プラタート カオノーイ
・ザ・ビュー @ キィウムアン
・Rock Salt Well
・ワット プーケット
・バーンタイ ルー カフェ
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◆今回訪れた県: ナーン
◆残りの県数: 20県(深南部3県は除く)
◆今回の走行距離: 1,057km
◆今までの累計距離: 47,090km
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