|
|
タイ全国一周、と言っても一気に回るのではなく、1ヶ月に1県を余すところなく回るという企画で、相棒は6歳の長男と愛車CB1100であります。
それでは今回のバイク旅・サケ―オ県内をダイジェストで流していきます!
サケ―オ県と言えばアランヤプラテートですよね。独立起業した際に何度か来たことがあってなにかと懐かしく、感慨深いひとときでありました。このすぐ裏にはカジノ街となっているんですよね。
こうしてタイ全国を回っていると、タイでは国立公園が多く点在していることがわかります。海では島全体が国立公園になっているケースも珍しくなく、一方で山の国立公園はバイク乗りにとっては走りがいのあるスポットとなります。
サケ―オ県の観光のハイライトとしてよく知られているのはパン・シダー国立公園です。ここではさまざまな種類の鳥や淡水ワニが生息し、2つの壮大な滝を鑑賞することができます。ただ、バイク乗りとしてはやはり国立公園を走っていること自体がすでに楽しいのであります。
個人的に県内でのおすすめスポットはこちら、ワット タム カオ チャカン。この寺院は文字通り断崖絶壁な岩山に造られたユニークな建築様式が特徴で、訪れる価値があります。その魅力は動画こそお伝えできるかと思いますので他日配信されるYouTubeチャンネルをご覧ください。
サケーオ県の道路事情としてはまずまずでした。上のような破壊レベルの凸凹があると言っても、そこら辺一帯がそうなのでそもそもスピードも出せません。それよりも一番やっかいなのが、きれいな三桁国道で突然現れる中程度の凸凹。
ただこれも、勘でなんとかなるものです。あるいは、夜の走りではこうした凸凹が見えないので、街灯がない真っ暗な道はスピードを出さないことは言うまでもなく、またこれは何か生き物との衝突防止にも繋がります。
私の義兄はチェンライでバイク走行中に事故を起こし病院行きとなりました。原因は「何か“黒いもの”が突っ込んできた」です。なので真っ暗な夜道では、なるべく車の後ろを私は走るようにしています。前方車の轍を意識して走ることで、その車を見ていれば凸凹の有無も確認できるために一石二鳥です。
あとは夜間は四桁県道は走らないことです。以前から言っているとおり万が一エンジントラブル等でバイクが止まった時、野犬による襲撃を防ぐことは、年間100万人噛まれているこの国では大事なリスクヘッジです。四桁県道は、あとはガソスタも少ないですからね。それから、スピードを出せない四桁県道を走るよりも、それが例え遠回りだとしても夜間は国道を走る方が結果的に速くて楽なので、つまりスマートでもあります。
ということで今回もたのし、おもしろしのサケ―オ県でした。サケーオ県はサケーオの街よりも、アランヤプラテートの街の方が私は好きですね。ボーダーがある分、そこには異国情緒が溢れており、どことなく緊張感があってさまざまな人間の運命が入り交じっているであろうから。また、カンボジアを旅する際にも中継地点として重宝しそうです。
この地域の豊かな文化と歴史は、訪れるすべての人々に深い印象を残すことでしょう。これからもこのタイ全国一周バイク男二人旅では、さらなる未探訪の地を探索し、地元の人々との出会いを通じて、タイのその魅力をさらに深く味わいたいと思います。引き続き安全運転で参ります!
※オレンジ=バンコク
※青色=今回訪れた県
※緑色=今までに訪れた県
※白色=まだ訪れてない県
※赤色=日本国外務省より渡航中止勧告
■今回訪れたところ(1泊2日)
・プラーサート サドック コークトム
・アット ボーダー ホテル(宿)
・ゴールデンゲートプラザ
・Ban Klong Luk Border
・パーンシーダー国立公園
・ワット タム カオ チャカン
・ワット メー ヤー ソーム
・ペットポートーン洞窟
・ターンソムブーン滝
–
◆今回訪れた県: サケ―オ
◆残りの県数: 33県(深南部3県は除く)
◆今回の走行距離: 755km
◆今までの累計距離: 40,079km
関連記事