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タイ全国一周、と言っても一気に回るのではなく、1ヶ月に1県を余すところなく回るという企画で、相棒は6歳の長男と愛車CB1100であります。
今月のタイ全国一周・第35県目は、タイ中部と北部の玄関口☆ナコーンサワン県!に行って参りました。ナコーンサワンはバンコクから北に235kmのところに位置し、今回は前回のウッタラディットから向かいました。
それでは今回のバイク旅・ナコーンサワン県内をダイジェストで流していきます!
私がナコーンサワンと聞いてまず思い出すのが雨の夜のことですね。この全国一周のバイク旅をはじめてまだ数回を数えるころ……だからおそらくあれはチェンライに向かって夜通し北に向かって走行している時にそれはもう激しいスコールが降ってきて、雨宿りする場所もなく真っ暗な道をただひたすら進んだのでした。
その時の道がたまたま狭くて反対車線を往くトラックとすれ違う度に全身に水しぶきを浴びるほどで、やっと辿り着いたガソリンスタンドの人に(全身びしょ濡れでGoogleマップも見れないので)現在地を聞いたら「ナコーンサワンです」←体感時間としてすごく長く感じたのでしょう、この時のナコーンサワンという響きの印象が強いのが一つ。いま一つは最下部(まとめ)にて!
ところでこのバイク旅は、タイ(文化)の中で育つ相棒にとって、日本式の、もっと言えば国際的大和魂を躾けるための旅でもあります。要は家庭教育における修学旅行みたいなもので、その為にいろんなところにただ行くだけではなく、さまざまな体験をしています。すると当然、父親(私)から怒られることも。
さて、ナコーンサワンの旅はというと、その見どころが中心部に集中しているので比較的に気軽に回れました。県内にはタイ最大の淡水湿地があるわけですが、その周辺は現在も開発中で舗装されていない道は悪く快適な走行の妨げとはなりますが、それ以外は穏やかに走れます。
余談までにナコーンサワンの「ナコーン(นคร)」って、よく聞きますよね。ナコーンラーチャシーマー、ナコーンシータンマラート、サコンナコーン、ナコーンパトム、ナコーンパノム、ナコーンナーヨック…。その意味は「都市」という意味です。ナコーンサワンは「天国の都市」となるそうです。
それからナコーンサワンと言えば、ピン川とナーン川が県内で合流し、ここであのチャオプラヤー川を形成することから、そのモニュメントにも訪れることができて良かったです。それもこれもバイク旅であればこそ、縦横無尽に走り回れるのはそれだけで楽しいです。
ということで今回もたのし、おもしろしのナコーンサワン県でした。さて、ナコーンサワンと言えば!のもう一つはなんと言っても上の風景なんです。1号線を北に進み、川を渡るといきなりこの風景。次の信号では117号線が延びているわけですが、この二点が、全国一周していると非常に印象深いんですよね。
まず、タイの県庁所在地(ムアン)というのは、だいたいが幹線道路から少し入ったところにある中、このナコーンサワンは幹線道路の真上に街が形成されているんです。それも、天下の国道1号線の上に、です。なので「バンコクを出てからはじめての街」という感さえあります。
次に、上にも記載した117号線との分かれ道のことですよね。左の1号線はターク県を通じて果てはチェンライまで延びています。さらに道は分かれますが、チェンマイ、メーホンソーンまで行くにもこの1号線です。一方で117号線を行くとスコータイ、ピッサヌローク、その先はナーンまで行くこととなり要は北部でも東サイドですね、つまりこれが「タイ中部と北部の玄関口」と言われる所以なんです。バンコクから北部と中部に行く為にはだいたいここを通過することとなり、私もこれまで北部を回った分だけここを通過しているので、親しみを感ぜずにはいられないのであります。
ということで今回もたのし、おもしろし、そして感無量のナコーンサワン県でした。
※オレンジ=バンコク
※青色=今回訪れた県
※緑色=今までに訪れた県
※白色=まだ訪れてない県
※赤色=日本国外務省より渡航中止勧告
■今回訪れたところ(1泊2日)
・ワット シーウトゥムポン
・グランド ヒル リゾート(宿)
・ナコンサワン タワー
・ワット キーリーウォン
・エス カフェ & ビストロ
・サワンパーク
・Bueng Boraphet
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◆今回訪れた県: ナコーンサワン
◆残りの県数: 38県(深南部3県は除く)
◆今回の走行距離: 324km
◆今までの累計距離: 36,975km
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