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タイ全国一周、と言っても一気に周るのではなく、1ヶ月に1県を余すところなく周るという企画で、相棒は4歳の長男と愛車CB1100であります。
コロナ禍ともあって久しぶりに再開となりましたタイ全国一周10県目は、藍染めで有名なプレー県!に行って参りました。プレー県はバンコクから北に560km、Googleマップでは9時間と表示されるところ、今回は13時半にバンコクを出発して22時過ぎに到着しました。真昼間に出たということもあり息子は元気だったので休憩が少しで済んだのと、若干懸念していた寒さもなかったために終始快適な走りでした。
プレーの街に入るとホテルに着く前にまず目についたのがロイクラトンの賑わいを思わせる飾りつけ、しかしながら時刻は22時過ぎともあってイベントはすでに終了。わずかに一つ、コムローイがあがるのを確認できたことを良しとして、この日は眠りにつくのでした。
それでは、ここからはプレー県内を流していきたいと思います。翌日は朝から晴天で終日絶好のツーリング日和でした。
まずはプレー県を代表する特産品でもある藍染めマーケットに向かいました。それにしてもプレー県は気持ちが良い!気候的に涼しい上に、藍染めマーケットは視界的にも清々しく、ついつい歩き周ってしまいましたね。お値段も息子用の上下セット(写真のもの)で220バーツとリーズナブル。
プレー県の情報を見ていると必ずヒットしてくるのがこちらの自然公園ペ・ムアン・ピー。写真で見ただけで実はあまり期待はしていなかったけど、いざ目の当たりにすると自然の凄さを感じざるを得ませんでした。特に息子を連れて来られたのは良かったですね。
涼しいとは言っても、それは走っている時であったり、緑の中、もしくは日陰のことで、タイの陽射しを浴びると話は別ですね。水分補給は欠かせません。
タイを旅するとはすなわち、寺院巡りということでもあります。個人的には特定の信仰はないものの、この全国一周の旅では最低でも一県につき一か所の寺院を訪れ、旅の安全を祈願しています。
ところで、タイには干支にまつわる守護寺院がところどころにあるんですが、こちらの寺院は虎。特に寅年生まれの人に人気があるそうです。息子の幼名が虎之助なのでちょうどいい。
「100年前に建てられた家」と聞くと古民家をイメージするものですがこちらはただの民家ではなく、昔この地にかつてあったプレー王国 最後の王族が暮らす邸宅とのこと。外観も内観も淡いピンクカラーが美しいですね。特に二階の空間作りは素敵と言うほかなく、タイ建築(厳密にはラーンナー王朝)の古き良き暮らしぶりを体験できるという意味では、感無量でした。
くどいようですが11月ということもあってか気候的には涼しく、道には凸凹がありません。凸凹と言えば、むしろバンコクの道路の方が凸凹はありますね。黒い煙を出す車にはたまに遭遇しますが、それでもバンコクと比べると空気も澄んでおり、走っていてとにかく気持ちが良い。
素敵なローカルレストランだったので紹介しておきます。口コミで評判のガイトート(鶏唐揚げ)をはじめ、店員さんおすすめのパッタイも美味しかったです。また、息子の社交もあってか、スープをサービスで出してもらいました。店内にはプレー県ならではの藍染め衣類も販売しています。プレー県でのローカル・タイ料理であれば是非なく訪れたい老舗です。
■店舗情報
名称: HOM 2493
タイ語: ฮอม 2493
営業: 9:00-16:00(水曜定休)
Web: https://www.facebook.com/hom2493/
さて今回もう一つのお楽しみはこちらの居酒屋さん。なんでも日本人がプレー県に移住し現地でオープンしたのだとか。メニューを見るとどれも美味しそうではありませんか。日本人の店主に挨拶をして伺ったおすすめラーメンはこってりスープにちぢれ麺がよく絡んで美味。あとはカルボナーラうどんも絶品でした!
今一度言うと、プレー県ですからね。そのバリューは現地に訪れた人のみが、本当の意味で理解することとなる、でしょう!
■店舗情報
名称: 金星
英語: KINBOSHI Japanese Dining & Bar
営業: 17:00-22:00(日曜定休)
Web: https://kinboshi-japanese-dining-bar.business.site/
タイ全国一周、と言ってもまだ10県目なので何とも言えませんが、その県の入口としてプレー県ほど美しい所は他にないのではないか、と思います。理由は二つ。一つは、この門に到達するまでの長い山道を経た上での威風堂々たるその門構えである事。今一つは、かつてあったラーンナー王朝はプレー県がその入口として位置する為です。
その為、昨年にチェンライを訪れた際、その道のりの中でもこの門だけは(良い意味で)強く印象に残っていました。また余談までに、プレー県一つ手前のウタラディットからプレーに入るまでの山道は道路も広くきれいなので今のところ自分が最も好きなワインディングロードです。
そんなわけで、10県目のプレー県も最高のバイク旅でした。
※オレンジ=バンコク
※青色=今回訪れた県
※緑色=今までに訪れた県
※白色=まだ訪れてない県
※赤色=日本国外務省より渡航中止勧告
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◆今回訪れた県: プレー
◆残りの県数: 63県(深南部3県は除く)
◆今回の走行距離: 1,346km
◆今までの累計距離: 8,123km
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