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タイ全国一周、と言っても一気に周るのではなく、1ヶ月に1県を余すところなく周るという企画で、相棒は4歳の長男と愛車CB1100であります。
タイ全国一周5県目はバンコクのお隣り県であるノンタブリーでした。ノンタブリーはバンコク都心から30分程度で行けてしまう距離であり、バンコクを走っているつもりでも実はノンタブリーだったなんて事もあるような近場ではあります。
今回なぜこのような近場にしたのかと言うと、前回が片道17時間の長距離だったから萎えたとかではなくて、単純にCB1100がメンテナンス中だったからですね。それなら街乗り用のKH125で行こうかとなり、近郊のノンタブリーになったということです。
何はともあれ、ノンタブリーと言えばクレット島!実はタイ在住13年目にしながら今回、はじめて訪れてみました。渡し船で行くことになるために、バイクは渡し船発着所となるお寺に置いて向かいます。クレット島の起源である時代のアユタヤ王朝はここから少し行った上流にあり、そこにはかつて山田長政という立派なサムライがいた事を息子に話すには時期尚早…と、一人思いつつ…。
島内は所謂タイ・ローカル満載な雰囲気が漂いますが、お洒落スポットも続々現れている模様。歩きだとさすがにしんどそうなので、クレット島に着いたところにあった自転車をレンタルしました。そういえば、息子と自転車を乗るのは初めて。このように色んな「はじめて」を体験させてあげられる事もこの旅の醍醐味ですね。もっとも、その「はじめて」を私も一緒に楽しんでいる次第です。
島内にはお洒落なカフェや島でつくるクラフトビールを出すお店もあったりと、最近ではなかなか見どころがいっぱいになってきているようです。特にクラフトビールのCHIT BEERは最高でした。
景気のいいことにビールのテイスティングをさせてくれます。オリジナルのクラフトビールはなんと40種類ほどあるらしく、今回はその中からおすすめを3つテイスティングさせてもらいました。
中でもトムヤムのビールには感動!本当にトムヤムの味わいがあり、これが意外と美味しい。ビール飲みでクレット島に来るならば、必ず訪れたいところ。もっと言えば(ビールが苦手でなければ)バンコクより来る価値はありますし、タイ国外からのゲストをアテンドする際にもおすすめです。
施設情報
名称:CHIT BEER
営業:土12:00-21:00, 日13:00-21:00
休み:月-金
Web:https://www.facebook.com/Chitbeer
ノンタブリーでは唯一のミシュラン店となるタイ料理店。チァオプラヤー川に佇む大きな庭つきの、緑豊かな雰囲気の中でタイ宮廷料理を堪能できるレストランです。
土地が高いバンコクではなかなか難しいような、贅沢な造りのレストラン。敷地内の長い道のりを進んでいくとやがて紳士が迎えてくれました。人数と席の希望を伝えると、席まで案内してくれます。特に中庭は美しくまるでトトロのような世界観、そしてその奥にはチャオプラヤー川が流れています。今回はリバーサイドの席に通してもらいました。料理はミシュラン獲得店だけあって、どれも美味しかったです。
■施設情報
名称: スアンティップ
英語: Suan Thip
タイ語: สวนทิพย์
営業: 11:00-21:00
Web: https://www.suanthip.com/
今回のショートトリップでは最後にIMPACT Speed Parkでゴーカートに乗って帰りましたが、ノンタブリーは冒頭にも行った通りバンコクの街並みを走っているようなものなので最後まで街乗り感覚でした。逆に言えばそれだけ気軽にいける距離と言うもので、それならばクレット島でクラフトビールを味わい、ミシュラン店のタイ宮廷料理に舌を鳴らす日帰りの旅もいいですね。個人的にまた訪れたいスポットとなりました。
※オレンジ=バンコク
※青色=今回訪れた県
※緑色=今までに訪れた県
※白色=まだ訪れてない県
※赤色=日本国外務省より渡航中止勧告
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◆今回訪れた県: ノンタブリー
◆残りの県数: 68県(深南部3県は除く)
◆今回の走行距離: 163km
◆今までの累計距離: 3,995km
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