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近所で午前中からはじまった「どぶさらい」を行なっていたのは、パトゥンタ二の刑務所の受刑者たちでした。紺色のシャツを来た受刑者たちがトラックで運ばれて来て、背中に「PRISON(刑務所)」と書かれたジャケットを着た監視官のもとでの作業です。
これは以前にニュースで見た「囚人参加の下水道清掃がスタート、1日仕事で刑期も1日短縮」の取り組みのようで、残り刑期が3年半以内の受刑者が参加でき、1日仕事をすると331バーツの報酬が支払われるのに加えて、刑期も1日短縮されるのだそうです。
もうすぐ新年を迎えるということで「タンブン(喜捨)」として、受刑者らにお昼ごはんを差し入れることにしました。
監視官に「お昼ごはんを差し入れます」と告げた後に参加している受刑者の数を聞くと、なんと50人!「きっと20人くらいだから一食50バーツで、合計1000バーツ(約4000円)かな?」なんてことを思っていましたが、もう引き返せません(笑)。
突然の50食は食堂1店だけでは無理だったため、3店に分けて購入。食堂の方も「タンブン」ということで、ご飯を大盛りにするなどの協力をしてくれました。
受刑者たちの「どぶさらい」。食べ物・飲み物の差し入れは大歓迎だそうで、見かけた方は、「タンブン」をしてみてはいかがでしょうか。
※「タンブン(喜捨)」とは、例えば貧しい人を助けたり、お寺に寄付をしたりすることで、徳を積み、それによって自分や家族らが幸せになるという仏教の考え。日本で言う、「情けは人のためならず」でしょうか。
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