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クラトム(ミトラガイナ)の葉には興奮作用や鎮静作用があり、タイでは古くから嗜好品として使用されてきました。そんなクラトムは麻薬に指定されて取り締まりの対象でしたが、2021年に完全自由化。今では自由に栽培、売買、所持、使用ができるようになりました。一方、日本でクラトムは指定薬物です。(参照 危険ドラッグの成分5物質及び1植物種を新たに指定薬物に指定)
勝手なイメージですが、クラトムと聞くと職人さんを思い出します。
リノベーションを請け負った職人Aさん。代金は全てこの職人Aさんに支払い、職人Aさんが電気や天井張りや左官の職人さんらを手配してくれるという寸法です。なお、リノベーション費用を抑えたいなら、建築材料の手配を職人さんにお願いするのではなく、自分で買い揃えて職人さんに渡す方式が良いようです。しかし、このやり方では仕事を受けない職人さんも少なくないのだとか。
そんな職人Aさんが、毎回持参してくるのがクラトムです。これを噛みながら工具を持てば、いつもよりもモリモリと働けるとか、働けないとか。もちろん現在は合法なので、いくらクラトムを噛んだところで誰も文句は言いません。
そういえば、初めてクラトムというものを見たのも、とある職人さんが持っていたものでした。
数年前の事になりますが、エアコン工事の職人さんが仕事前に大きな葉っぱを取り出して口に入れたので、それが何かと尋ねたら「クラトム」でした。後にそれが麻薬に指定されていたものだったのを知り「ずいぶん大胆な犯行だ」と思ったものです。
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