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「オーリアン(โอเลี้ยง)」という飲み物をご存じですか?タイの街角のカフェで売られていて、一見コーヒーのようで、実はコーヒーとは異なるのが「オーリアン」なのです。
実は「オーリアン」には、コーヒーの他にトウモロコシやタマリンドなどの穀物や種が加えられていて、味や香りもコーヒーとは全く異なる・・・と思っていました、つい最近までは・・・。
近所のカフェのメニューに「オーリアン」を見つけたので注文しました。手際よく「オーリアン」を作るお姉さんと、ちょっとお喋り。
私:「オーリアンってミルクは入らないんですか?」
お姉さん:「え!?ミルク入れるの?注文はカフェ(コーヒーのこと)なの?オーリアンじゃなかったっけ?」
私:「注文はオーリアンですよ。」
お姉さん:「だよね。あー、びっくりした。」
???もしかして、この「オーリアン」にミルクを入れると「カフェ」になるの?と思ったので質問。
私:「オーリアンとカフェってどう違うんですか?」
お姉さん:「カフェダム(ブラックコーヒー)がオーリアンね。ミルクを入れたらカフェ。」
これまで聞いてたのと違う!「オーリアン」は全く別物と思っていたのに、同じもの!?なんだかモヤモヤが残ります。
「オーリアン」が買えるのは街角のカフェだけではありません。今はコンビニでもボトル入りの「オーリアン」が売られていています。
二種類の「オーリアン」を見つけたので購入。その成分をみてみると、どちらもコーヒーと砂糖だけです。穀物や種なんてどこにも入っていないのです!
どうやら今はミルクの入っていないコーヒーの事を「オーリアン」呼ぶようです。コーヒーの様でコーヒーではない飲み物のはずだった「オーリアン」は、普通のコーヒーになっていたのです。これは時代の流れなのか、そもそもの自分の認識が間違っていたのか。
兎に角、いつかは本物のコーヒーの様でコーヒーではない、穀物や種の入った「オーリアン」を飲みたいものです。
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