ヴィクトリア女王にも愛された「果物の女王」マンゴスチン

堂々たる姿で「果物の王様」と称されるドリアンに対して、「果物の女王」と称されるのがマンゴスチン（タイ語で
มังคุด マンクット）です。上品な姿と色合いは正に女王そのもの。さわやかな酸味でほんのりと甘い果肉は、あたかもティアラ（冠）のようにも見えます。

かつて大英帝国を統治したヴィクトリア女王（1837年～1901年）は、「我が領土にマンゴスチンがあるのに、それを食すことが出来ないのは痛恨の極みである」と、南国でしか採れないマンゴスチンが、自身の暮らす英国本土でなかなか食べることが出来ないことを嘆いたのだそうです。

タイでは4月頃から8月頃までがマンゴスチンのシーズン。ぜひ夏休みのタイ旅行で味わいたい南国果物の一つなのです。