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最近のバンコクではホワイクワンやプラトゥナムなどのように、通行の妨げになるということで露天を撤去する動きが広がっていますが、まだまだあちこちにある露天の人たちは、「ここも撤去しなさい!」といつ言われるか気が気ではないのではないでしょうか。
スクンビット通りのBTSナナ駅からBRSアソーク駅の間は、沢山の外国人観光客で賑わう露天の集まる場所。シーロム通りと並ぶ、バンコクの代表的な露天通りでしょう。ここではお土産物、衣料、食べ物、恐らく違法なもの、間違いなく違法なものまで様々な商品が売られています。
ここも大変通路が狭く、露天が通行の妨げになっているのは間違いので、露天の撤去命令が下される日も近いのではないかと勝手に予想し、今のうちに歩いてみました。
この辺りを歩いている外国人の3分の1,いや半分くらいはアラブ人という印象です。ナナはハラルレストラン(豚肉禁止など戒律の厳しいイスラム教徒が問題なく食べられるレストラン)が沢山集まっていて、イスラム教徒が食べるに困らないので、多くのアラブ人がこの辺りに宿泊するのですね。
では露天を見てみます。
時計の露天。並んでいる商品にコピー製品は見当たりませんが、実は・・・。もちろん商標権の侵害ですので購入してはいけません。
ムエタイパンツ。かっこいいですね。
仏像や絵などの民芸品を売る店もたくさん。これらのお店では耳の聞こえない店員さんが多いようです。店員さん同士は手話で会話。お客さんとのやりとりも電卓があれば問題なしです。
靴にカバンに雑貨などなど。
下着なんかも売られています。
サングラスのお店。
その他、本物か偽物か分からない大人用のお薬やグッズのお店、警棒やスタンガンなどの武器や防犯具、ブランド品のまがい物やコピー品などが並んでいます。これまでタイで何度も摘発されてきたコピーDVDも普通に売られているのは”流石”と言って良いのでしょうか。ただ、「違法なものが売られている」という口実から露天撤去の命令が下されるのではないかと心配になるのですが・・・。
露天が撤去されれば確かに歩きやすくなってすっきりするのですが、雑踏とした街にバンコクらしさを感じていた人々にとっては、いまの流れはあまり歓迎できないのです。
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