両替レート
|
|
プラーニン(ナイルティラピア)は、今上天皇がまだ皇太子だった頃の昭和39年に、タイ国民のタンパク源としてタイに贈られた、というエピソードをご存知の方も多いですね。最初に送られたのが50匹だったそうですが、今やタイ人の食卓には欠かせない”国民的魚”になりました!・・・”食卓には欠かせない” ”国民的魚”というのはちょっとオーバー過ぎましたが、屋台や食堂の店頭で網で焼いているのは頻繁に見かけます。
屋台で売られていたプラーニン(上の写真)。体長20センチ以上ある大きなもので、たっぷりと塩を塗って、炭火でじっくりと焼いてあります。この屋台では、プラーニン丸ごと一匹と、キャベツや白菜などの生野菜、ハーブ、カノムチン(米粉製の麺)、タレのセットで140バーツ(約450円)。早速家に持ち帰って、いただくことにしました。
日本人からすると、焼き魚に生野菜ってどうするの?と思うでしょうが、生野菜と一緒にプラーニンをいただくのがタイ式。プラーニン、カノムチン、ハーブをレタスや白菜で巻いて食べるんです。お肉やお米をサンチュで巻いて食べる韓国式の焼き肉のような感じですね。
プラーニンは淡水魚ですが、お腹にハーブを詰め込んで焼いてあるので、臭みもほとんどなく、身はジューシーでプリプリで日本人の口に合うこと間違いなし。ナンプラー、唐辛子、ライムなどで出来たタレも最高に美味しいです。もし苦手ならお醤油を用意するのも良いですね。
ちなみにプラーニンの語源。”プラー”は魚という意味。”ニン”は天皇陛下のお名前の”明仁”の”仁(ニン)”から来ているという説や、英名のナイルティラピアの”ナイル”が”ニン”に変わったという説があるそうです。
関連記事