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ラオス航空のイメージ
【2025年3月27日】タイの隣国であるラオス。ラオス国営のラオス航空(Lao Airlines)は、中国の航空機メーカーCOMAC(中国商用飛機有限責任公司)が製造するリージョナルジェット機「C909」の運航を開始する予定です。複数の関係者によると、同機の受領は2025年3月末を見込んでいます。ロイターなど各報道が伝えています。
ラオ航空の職員が上海にあるCOMACの訓練センターで研修を受けている様子が、現地のSNS投稿などから確認されています。また、ラオスの民間航空局の職員も3月に、同センターでの訓練に参加したと見られています。
C909は、旧名称「ARJ21」として知られる最大90席のリージョナルジェット機で、2016年に中国国内で商業運航を開始しました。今回のラオスへの導入により、中国国外での運用国がさらに拡大する見通しです。
なお、ラオスではすでに中国製のプロペラ機「MA60」が使用されており、中国との間には航空機設計の認証に関する合意も過去に交わされています。これにより、他国が必要とする追加認可を省略できる可能性があります。
COMACは、欧米の大手航空機メーカーと競合するかたちで国際展開を進めており、C909に加えて中型機「C919」の製造・販売にも注力しています。
■Lao Airlines to start operating a C909 jet as China’s COMAC expands internationally
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