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マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングは2015年4月13日、日本・タイ・ベトナム・フィリピン・マレーシア・インドネシアに在住する20歳~49歳の男女を対象に「東南アジアにおける日本ブランドアセスメント調査」を実施したアンケート結果を発表。日本企業が海外進出する先として東南アジア地域を選ぶ企業が増加してきている中で、その検討材料の一つとしての日本のイメージ調査です。
調査国の中で日本を好意的に受け止める人の割り合いが最も多いのがタイで、95%の人が「とても好き/好き/やや好き」のいずれかに回答。同率1位のフィリピンに続いて、ベトナムが91%、インドネシア、マレーシアがいずれも89%超が日本を好意的に見ている結果となっています。またタイが好意的に受け止める国別の割合は日本がトップの95%。つづいて82.7%のドイツ、80.3%のアメリカとフランス、79.3%の韓国、62.7%の中国、56%のベトナム、51.7%のマレーシア、49%のフィリピン、45.3%のインドネシア、40.3のインドです。
また東南アジア5カ国トータルで、もっとも強い日本のイメージが「技術力がある」。続いて「革新的・先進的な」、「高品質な」、「洗練された」、「信頼・安心感のある」となっています。アンケートの結果から、日本は工業製品のイメージが強いことがわかります。
ただしタイのみの結果を見てみると、「技術力」や「高品質」など工業製品への評価は、他の調査国に比べて低いことがわかります。東南アジアでは「明るい」「楽しい」など情緒的なイメージは弱い日本ですが、その中でもタイでは3割以上の人が日本を「明るい」「楽しい」と感じているようです。
株式会社クロス・マーケティング http://www.cross-m.co.jp/
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