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世界地図でメナム川はいつからチャオプラヤ川になったのか?

2014年5月24日 配信

世界地図でメナム川はいつからチャオプラヤ川になったのか?

バンコクを流れるチャオプラヤ川。もしかしたら年配の方にはメナム川と言ったほうがイメージしやすいかもしれません。 かつてタイを訪れた外国人が、タイ人がチャオプラヤ川のことを、「川」を意味する一般名詞である「メナム」と呼んだことを川の名称であると勘違いし、メナム川と呼んだそうです。 もちろんそれは明らかな間違いなわけで、現在では元々の名称であるチャオプラヤ川と呼ばれるようになりました。では、チャオプラヤ川と正しくよばれるようになったのはいつからなのでしょうか?高校で使用する地図帳「新詳高等社会化地図」を発行する帝国書院さんにお話を伺いました。



Q. 以前の世界地図にはメナム川と表記されていましたが、いつごろからチャオプラヤ川と表記が変わったのですか?

社内にございます、過去の地図帳をさかのぼって調べてみましたところ、下記のように表記が変化しておりました。

(1) メナム川・・・昭和49年発行のものまで
(2)
メナム川(チャオプラヤ)・・・昭和50年~昭和61年まで
(3) チャオプラヤ川(メナム)・・・昭和62年~平成9年まで
(4) チャオプラヤ川・・・平成10年以降

弊社地図帳でのチャオプラヤ川の表記の変更については、世の中の流れ、客観的事情など考慮しながらも最終的には弊社の判断によっております。
しかしながら、教育現場で一度定着してしまった地名表記を変更するには、それ相応の配慮が必要です。
周知徹底させることも必要であり、チャオプラヤ川の場合は、上記のようにかなり長い年月をかけて変更していったようでございます。

Q. 地図帳に載せる地名は、それを決める公共の機関などがあるのですか?

  日本の地名については、国土地理院が管轄しているので弊社で判断する必要はほとんどありませんが、世界の地名については、一般的なよばれ方・表記を一つの判断材料にするほかありません。

帝国書院さんありがとうございました!

帝国書院
http://www.teikokushoin.co.jp/

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