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タイ当局は、祝祭イベントにおける無防備な性交渉に伴うHIV感染リスクを減らすため、注意喚起と予防対策の推進を強化しています。2025年4月17日のタイ政府メディアNNTが伝えています。
タイ保健省は、祝祭の集まりにおける飲酒量の増加に懸念を示しており、それがコンドームを使用しない性交渉などのリスク行動を招き、HIV感染の可能性を高めると警告しています。
保健省によると、HIVは依然として重大な公衆衛生上の課題であり、多くのHIV感染者が自らの感染に気づいておらず、治療も受けていない状況が続いています。これにより、気づかないまま性的パートナーにウイルスを感染させるリスクが高まります。
2025年には、推定8,862人の新たなHIV感染者が発生するとされており、そのうち約60%は男性間の性的接触によるものと見込まれています。また、AIDSに関連する合併症により、10,217人が死亡すると予測され、HIVと共に生きる人の総数は568,565人とされています。
無防備な性交渉を行った可能性がある人に対しては、保健省が推奨する「PEP(曝露後予防内服)」の使用が強く勧められています。これは、HIVへの曝露の可能性がある出来事から72時間以内(3日以内)に服用を開始し、医師の管理の下で28日間連続して服用することで感染を防ぐ薬です。
PEPは、保健省管轄の病院のほか、以下の市民団体でも提供されています:チェンマイ、チェンライ、ピッサヌローク、ナコーンラーチャシーマーに拠点を持つ「Mplus」、チェンマイの「CareMet」、チョンブリーの「SWING」、ウボンラーチャターニーとソンクラーの「RSAT」など。
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