THAILAND HYPERLINKS ไทยแลนด์ ไฮเปอร์ลิงค์ タイ旅行やタイ生活とタイエンタテイメントのポータルサイト

タイ式マッサージ・カレッジ開校~7つの症状に特化したセラピスト2万人を育成

2025年3月21日 配信

【2025年3月21日】タイ保健省は、医療・ウェルネスハブの発展を目指し、「タイ・マッサージ・カレッジ・オブ・タイランド(Thai Massage College of Thailand  วิทยาลัยการนวดไทยแห่งประเทศไทย)」を開校しました。同カレッジは、タイマッサージの職業としての地位向上、国際的な評価の確立、そして品質基準の向上を目的とし、2万人の専門セラピストと1,000人の指導者を育成する計画です。



2025年3月20日、保健省のソムサック・テープスティン大臣が、保健・伝統医療博物館(デーワウェート・ロマニー薬草園)で開催された開校式に出席しました。

大臣は、「タイの伝統医療の発展は、医療経済の活性化と医療・ウェルネスハブの形成に不可欠です。同カレッジでは、7つの症状に特化した専門セラピストを育成し、タイマッサージの品質向上と職業としての価値向上を目指します」と述べました。

7つの症状に特化したセラピストを育成

同カレッジでは、以下の7つの症状に対応できるセラピストを育成します。

・筋膜痛症候群(Myofascial Pain Syndrome)
・四十肩・五十肩(Frozen Shoulder)
・ばね指(Trigger Finger)
・梨状筋症候群(Piriformis Syndrome)
・椎間板ヘルニア(Herniated Disc)
・脳卒中後のリハビリ(Cerebrovascular Accident)
・膝の痛み(Knee Pain)

「専門資格を取得したセラピストは、高い報酬を得る機会が増えます。これにより、タイマッサージの職業としての地位が向上し、品質基準の向上や国内外での信頼性向上につながります。さらに、タイの医療経済に1.44兆バーツの貢献が期待されます」と、大臣は述べました。

国際的な学術交流の拠点へ

現在、タイマッサージは「予防・治療・リハビリ」を統合した標準化されたカリキュラムのもとで運営されています。同カレッジは、タイマッサージの品質基準の策定・認定を担当し、国際的な学術交流の拠点となる予定です。

また、タイ健康マッサージ150時間コースを修了し、保健サービス支援局に登録された方を対象に、7つの症状に特化した専門技術の習得を促進します。さらに、2万人の伝統医療アシスタントを育成し、1,000人のマスター・トレーナー(指導者)を養成します。指導者には公式インストラクター資格が授与される予定です。

研修は、国内の18の伝統医療研修センターと、タイ伝統医学および応用伝統医学を提供する38の大学で実施されます。また、同カレッジは、タイマッサージの品質基準の評価および認定も担います。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク