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タイ人観光客が日本に誤って大麻24キロ入りスーツケースを持ち込み、税関の調べで無実が証明

2025年3月19日 配信

旅行で日本語訪れたタイ人夫婦が、誤って大麻24キログラムが入ったスーツケースを持ち込み、成田空港で税関の取り調べを受けました。しかし、最終的に無実が証明され、釈放されました。この出来事は、Heng On Tourさんが2025年3月14日にフェイスブックグループ「กลุ่มคนชอบตะลอนเที่ยวญี่ปุ่น」に投稿した内容によって明らかになりました。



スワンナプーム空港での手違い、成田で発覚

今回の事件は、タイ南部のスラタニから日本へ旅行していた夫婦が、スワンナプーム空港で誤って他人の黒いスーツケースを受け取ってしまったことから始まりました。

夫婦は娘が手配した航空券でスワンナプーム空港へ移動し、2つのスーツケース(黒と赤)を預けました。しかし、荷物を受け取る際に黒いスーツケースを取り違え、本来の持ち主である外国人旅行者の荷物を持ち出してしまいました。

一方、スーツケースを失った外国人は、スワンナプーム空港の航空会社に連絡しましたが、予約が娘の名前でされていたため、夫婦に直接連絡が取れず、荷物の取り違えがすぐには発覚しませんでした。

日本到着後、スーツケースの異変に気づく

夫婦は成田空港に到着し、入国審査を通過しました。ツアーガイドの指示で、宿泊先に向かう前にスーツケースを開けようとしましたが、鍵が合わず開けることができませんでした。

不審に思った夫婦は娘に連絡し、スーツケースの確認を依頼しました。すると、娘から「そのスーツケースは自分たちのものではない」と指摘されました。

ツアーガイドがスーツケースを調べると、持ち主の名前が外国人のものになっていることが判明し、誤って受け取ったことが確定しました。

ツアーガイドは念のためスーツケースを開けることを決断し、夫婦にビデオ撮影をさせたうえで解錠しました。その結果、中から24キログラムの乾燥大麻が発見されました。

9時間以上の取り調べの末、無罪が確定

ツアーガイドはすぐに税関に連絡し、状況を報告しました。その後、夫婦とガイドは朝8時から夕方5時半までの約9時間以上にわたって事情聴取を受けました。

飲み物も食事もとることができないままの長時間の取り調べでしたが、夫婦とガイドが荷物を持ち込んだ意図はなく、無実であることが証明されました。最終的に午後5時50分、二人は無事に日本への入国を許可されました。

しかし、本来ならその夜は富士山周辺で宿泊する予定でしたが、取り調べの影響で行程が狂い、成田空港周辺のホテルに宿泊することになったそうです。

空港の手荷物検査の精度に疑問の声

今回の事件では、スラタニ空港やスワンナプーム空港の手荷物検査を大麻が通過してしまったことが問題視されています。

Heng On Tourさんは投稿で、次のような疑問を投げかけています。

・大麻24キログラムが、スラタニ空港を通過してスワンナプーム空港へ運ばれたが、検査で発見されなかった
・さらに、スワンナプーム空港から成田空港までの国際線でも発見されなかった

この点について、タイ国内では「空港の検査体制に問題があるのではないか」との議論が巻き起こっています。

旅行者への注意喚起

今回の事件は、「空港での荷物の取り違いが、重大な犯罪に巻き込まれる可能性を持つ」ということを示しました。

ツアーガイドは、旅行者に対して「荷物の受け取り時には、必ずタグや名前を確認し、間違いがないことを確かめるべき」と呼びかけています。

もし夫婦が気づかずにそのまま行動していた場合、意図しない薬物密輸の疑いで、厳しい法的措置を受ける可能性がありました。

スーツケースの本来の持ち主とされる外国人旅行者は、すでに韓国へ移動したとみられ、現時点で法的責任を問われていません。しかし、今後の捜査次第では、新たな展開があるかもしれません。

https://www.facebook.com/groups/talonjapangroup/posts/9604488666334974/

 

 

Heng On Tourさんの投稿 2025年3月14日金曜日

 

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