パンガン島で外国人観光客への性的暴行事件、インド人男2人を逮捕

タイ南部スラタニ県パンガン島で2025年3月14日、ドイツ国籍の24歳の外国人女性観光客が外国人男性に性的暴行を受ける事件が発生し、3月15日にはインド人の男2人が逮捕されました。

警察によりますと、2025年3月14日午前4時50分頃、女性はパンガン島バーンタイ地区の「パラダイス・バンガロー」近くの岩場で暴行を受け、午前5時30分頃に警察へ通報しました。通報を受けたパンガン島警察署は、被害者の事情聴取を行い、身体検査を手配しました。

警察は捜査を進める中で、防犯カメラの映像を解析し、ハードリン地区の事業者協会の協力を得ながら容疑者を特定しました。調査の結果、インド人の40歳と47歳の観光客が事件に関与した疑いが浮上し、被害者が2人を犯人として特定したということです。

警察は証拠をもとに逮捕状を請求し、パンガン島地方裁判所が3月15日付で逮捕状を発行しました。2人は「暴力を用い、相手が抵抗できない状況下で共同して性的暴行を行った」罪に問われています。

3月15日午後8時30分頃、警察は2人を正式に逮捕。取り調べに対し、47歳の男は容疑を全面的に認めました。一方、40歳の男は容疑を否認し、被害者を抱きしめて頬にキスをしようとしたものの拒否されたため、それ以上の行為は行わなかったと主張しています。

警察は被害者や関係者の証言をもとに捜査を進めており、DNA鑑定を含む法科学的証拠収集も行っています。現場での証拠採取は法科学鑑定センター4が担当し、事件の全容解明に向けて調査が続けられています。

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