無許可でライオンを飼育、タイ南部ソンクラー県

©สำนักป้องกัน ปราบปราม และควบคุมไฟป่า กรมอุทยานแห่งชาติฯ

タイ警察は、タイ南部ソンクラー県で無許可でライオンを飼育していた男を逮捕しました。警察らがソンクラー県ムアン郡パウォンの住宅を捜索し、ホワイトライオン1頭、ライガー1頭、象牙2本を押収しました。各報道が伝えています。

押収されたホワイトライオンはメスで約3歳、推定価格は350万バーツです。ライガーはオスで約3歳、推定価格は180万バーツで、現在DNA鑑定が行われています。象牙は長さ約90センチ、重量約3.7キロのものが2本見つかり、タイ産か外国産かの鑑定が進められています。

森林保護ホットライン（1362）に「ライオンやトラを飼育している」との通報があり、捜査が開始され、3月3日に裁判所の令状が取得されました。

所有者の男は、2019年野生動物保護法（2562年法）第19条に違反し、許可なく保護対象の野生動物を飼育していた疑いが持たれています。同法第92条に基づき処罰の対象となります。警察は、押収した象牙が違法に取引されたものかどうかを調査し、適切な法的措置を進めるとしています。

ライオンは保護対象の野生動物であり、許可なく飼育することは禁止されています。