タイ警察、中国からの違法化粧品・食品を一斉摘発

タイ警察中央捜査局（CIB）とタイ食品医薬品局（FDA）は、違法に輸入された化粧品や食品を取り扱う6カ所の倉庫を摘発し、合計107種類、約47万6千点の商品を押収しました。押収品の総額は4,620万バーツにのぼります。この事件は、タイ食品医薬品局が2025年3月5日に明らかにしました。

警察の捜査によると、押収された商品はすべて中国から輸入されたもので、多くがタイ語のラベルを表示していませんでした。一部は機械翻訳による不適切な表記があり、安全性が確認できないまま販売されていたといいます。

摘発された倉庫では、オンライン販売を通じて商品が流通しており、中には1日2,000件以上の注文を受けていた店舗もありました。押収品には、歯磨き粉やスキンケア用品、火鍋用食品、医療機器などが含まれています。

タイ食品医薬品局は、消費者に対し、極端に安い商品や不明瞭なラベルの商品には十分注意するよう呼びかけています。警察は、違法商品の流通ネットワークをさらに捜査し、関係者の摘発を進める方針です。