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タイ政府、カンボジア国境に壁の建設を検討~不法越境・密輸対策を強化

2025年3月5日 配信

タイ政府は、不法越境や国境を利用した犯罪対策の一環として、タイ・カンボジア国境に壁を建設する可能性を検討しています。ペートンターン・チナワット首相は2025年3月3日の閣議で、関係機関に対し、国境管理強化のための包括的な調査を指示しました。各報道が伝えています。



政府報道官によると、壁の建設はコールセンター詐欺グループや違法薬物取引、密輸の取り締まりを目的としています。特に、タイ側の山道や小川を利用した密輸ルートが100カ所以上存在しており、それらが犯罪組織の活動拠点となっていることが問題視されています。

このため、外務省・国防省がカンボジア政府と協議し、国境管理の強化策を検討する方針です。ただし、現時点では具体的な建設計画が決定したわけではなく、調査段階であることが強調されました。

X線トンネルやAI監視システムの導入も検討

また、財務省関税局は、国境検問所にX線トンネルを設置し、コンテナ貨物の検査を強化する案を提出しました。特に、電子タバコや密輸品の取り締まり強化が目的とされ、導入費用や効果についての調査が進められます。

さらに、国境地帯の監視体制を強化するため、国境警備警察はAI技術を活用したCCTVカメラの導入を提案しました。顔認識技術を用いた監視システムを拡大し、不法越境の監視精度を高める狙いです。

政府は、これらの措置を通じて、国境を経由した違法行為の根絶を目指すとともに、地域住民への影響を最小限に抑えることを重視するとしています。

 

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