タイ南部パッタルンで乗用車襲撃、運転していた16歳の少年が負傷

タイ南部パッタルン県で2025年3月3日未明、走行中の乗用車がピックアップトラックから銃撃され、運転していた16歳の少年が負傷しました。警察は、過去に発生した事件との関連を含め捜査を進めています。

事件が発生したのは午前2時20分ごろです。パッタルン県内の並行道路を走行していたグレーのMG製乗用車がピックアップトラックから銃撃を受け、運転席側のフロントガラスと後部ドアに合計16発の弾痕が確認されました。車は左前輪のタイヤが破裂し、走行不能となっていました。

運転していたのは16歳の少年で、左頬に散弾銃による2発の銃弾を受けましたが、命に別状はありませんでした。同乗していた4人の友人にけがはありませんでした。

少年の証言によると、彼は自宅の家具店からパッタルン市内へ向かっており、バイクに乗った別の友人も後を追っていたということです。突然、並行道路を走るピックアップトラックが発砲し、少年は負傷しました。友人らが彼を病院へ搬送しました。

少年は、今回の襲撃犯は以前に16歳の若者を襲撃したグループと同じ可能性があると話しています。彼のグループも昨年11月に敵対グループから銃撃を受けましたが、その際は負傷者は出ませんでした。

警察は、事件当時現場にいた若者たちの事情聴取を進め、犯人の特定と逮捕に向けた捜査を続けています。