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プーケット当局は、外国人による不法就労や犯罪が増加していることを受け、入国管理の強化に乗り出しました。特に、薬物関連犯罪や違法なツアーガイド業に対する取り締まりが厳しくなっています。2025年3月2日にバンコクポストが伝えています。
プーケット入国管理局によると、2024年には194人の外国人のビザが取り消され、998人が犯罪行為により国外退去処分となりました。主な違反内容は、薬物関連の犯罪やビザなしでの就労でした。
現在、プーケットの入国管理局は国際領事館と2カ月に1度会合を開き、外国人の入国審査を強化しています。入国者には、逮捕状が出ていないこと、ブラックリストに登録されていないこと、十分な資金と明確な旅行計画を持っていることの証明が求められます。また、滞在中の居住先確認や不法就労の取り締まりも進められています。
プーケットでは、違法なツアーガイド業に関わる外国人も問題視されており、警察は「法律を破った場合、逮捕・国外退去処分となる。観光客も法律を守らなければ、逮捕のうえ再入国禁止となる可能性がある」と警告しています。
1月には約80万人の外国人観光客がプーケットを訪れ、年間ビザで滞在する外国人は3万6000人に上りました。特にムアン地区ではロシア人の長期滞在者が多く、他の地区にも外国人居住者が増えています。また、1月には、他国で逮捕状が出ていた外国人4人がプーケットで拘束されたほか、34件の観光ビザが法律違反により取り消されました。
観光警察は、旅行者向けの「タイ観光警察モバイルアプリ」を6カ国語で提供しており、観光客がトラブルに巻き込まれた際、迅速に支援を受けられるようになっています。さらに、プーケット県警は観光客向けの支援センターを設置し、特に交通事故関連の対応を強化しています。
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