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©タイ海軍
タイ海軍は2025年2月25日未明、タイ湾の排他的経済水域(EEZ)内で違法操業を行っていたベトナム漁船1隻を拿捕し、乗組員4人を逮捕したと発表しました。
今回の作戦は、2月22日から監視されていたベトナム漁船団の活動を受けたものです。10隻の漁船(底引き網漁船や照明を使用するイカ漁船)が夜間に操業し、昼間には南下して待機するパターンで違法漁業を行っていました。
海軍は、軍情報局と協力し、敵対船団の動きを特定しました。第一管区海軍は哨戒船と航空機を動員し、2月25日未明に「HMS Thepa」と巡視船264を投入して迎撃作戦を展開しました。
拿捕の際、ベトナム漁船の船長は逃走を図り、HMS Thepaへの体当たりを試みました。これに対し、海軍は警告としてM16自動小銃を空に向けて発砲し、漁船を制圧しました。その結果、1隻が拿捕されたものの、他の漁船は急発進してEEZ外へ逃走しました。
逮捕された乗組員4人と漁船は、トラート県クローンヤイ郡に移送され、警察および法務当局による取り調べが進められています。タイ海軍は、この作戦がタイの海洋資源保護と領海安全保障の一環であり、今後も違法漁業対策を強化していく方針を示しています。
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