|
|
バンコクのタイ警察マッカサン署は2025年2月21日、ポーランド国籍の男(32)を逮捕しました。男は泥酔し、錯乱状態でコンドミニアム内で暴れ、消火器を使ってドアを破壊したほか、騒ぎを止めようとした人物に暴行を加え、部屋の所有者の財産を損壊するなどの行為を行っていました。警察は「酩酊またはそれに類する状態で騒動を起こす」容疑で男を逮捕しました。
事件が発生したのは2月21日午前2時ごろで、コンドミニアムの警備員が警察に通報しました。警察が現場に駆けつけたところ、男は泥酔状態で意思疎通ができず、警備員に取り押さえられていました。また、このコンドミニアムでは、部屋の所有者が他の外国人に短期賃貸を行っていた実態も確認されています。
その後、2月22日にはマッカサン警察署と入国管理局の警察官が追加調査を実施しました。警察によると、男は「酩酊またはそれに類する状態で騒動を起こす」「器物損壊」「暴行」の3つの容疑で正式に立件されました。被害者はコンドミニアムの部屋の所有者2名と、共用部分の管理法人であり、さらに警備員1名が男の暴行を受けて負傷していました。
しかし、当日の時点で被害者が正式な告訴を行わなかったため、男には酩酊による騒動の罪のみで罰金刑が科され、一時的に釈放されました。警察は男のパスポートを押収し、後日、正式な告訴を受け次第、再び呼び出す方針です。
また、警察が男のパスポートを確認したところ、男は観光ビザで3月25日までタイに滞在可能であることが判明しました。コンドミニアムの部屋の所有者は、男がその部屋に住んでいることを1979年入国管理法第38条に基づき、入国管理局に報告していました。男の行為が居住者に対する脅威であることから、入国管理局はビザの取り消しを検討しており、マッカサン署が刑事事件の手続きを進める一方で、入国管理局本部にビザ取り消しの審査を要請する予定です。
関連記事