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タイ国政府観光庁(TAT)は、LGBTQ旅行者の増加と高額消費が観光業に大きな影響を与えていると発表しました。2025年2月10日の各報道が伝えています。
2024年の調査では、初めてのLGBTQ旅行者が19.90%増加し、旅行1回あたりの平均支出は73,535バーツ(37.72%増)、1日あたりの平均消費額は6,722バーツ(42.39%増)となっています。LGBTQ旅行者はラグジュアリーな宿泊施設やプレミアムな旅行体験を求め、一般の旅行者よりも高額消費の傾向が強いことが分かっています。
タイでは同性婚法の成立後、LGBTQ旅行者向けのサービスへの関心が高まっており、TATは包摂的な観光環境を強調しています。観光業界もこの市場の需要に応じ、専用サービスの強化を進めています。
LGBTQ旅行者の平均滞在日数は10.94泊で、97.32%がホテルやリゾートを選択しています。旅行先として最も人気があるのはバンコクですが、プーケットやクラビの人気も上昇しています。特にクラビは前年より大幅に訪問者が増え、注目されています。
世界的にLGBTQ旅行市場の影響力も拡大しており、年間消費額は2,000億ドル(約6.64兆バーツ)に達しています。米国が631億ドル(約1.9兆バーツ)で最も多く、次いでブラジルが268億ドル(約8,160億バーツ)となっています。タイはLGBTQフレンドリーな観光地としての地位を確立しつつあり、今後もこの市場への対応が重要になっていきそうです。
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