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中国系マフィアの詐欺拠点から決死の脱出、ケニア人男性がタイへ逃れる~拷問の痕、数千人が監禁か

2025年2月10日 配信

ターク県警察は2025年2月9日、ミャンマーの詐欺拠点から逃れてきたケニア国籍の男性(30歳)を保護したと発表しました。男性は中国系組織による人身売買の被害者であり、身体には複数の傷が確認されたということです。



警察によりますと、この男性はケニアからタイに渡航し、料理人としての就労を約束されていました。しかし、到着後にミャンマー側へ連れ去られ、詐欺組織の拠点で強制労働を強いられたとみられます。男性は詐欺行為への加担を拒否したため、組織から暴力を受けたと証言しています。

男性は2月9日、ミャンマーの「スキャマー・シティ(詐欺組織の拠点都市)」と呼ばれる地域から徒歩で約10キロを移動し、川を渡ってタイ側へ逃亡しました。ターク県ポッププラ郡の住民に助けを求め、警察が対応にあたりました。

この地域は、カレン仏教民主軍(DKBA)の支配下にあり、中国系企業「Zhongfa Group」が管理する都市とされています。警察の調べでは、ここにはケニア人23名を含む1000人以上の外国人が監禁され、強制労働をさせられている可能性があるとのことです。

ターク県警は、男性を人身売買被害者支援センター(NRM)に移送し、証言を基にさらなる調査を進める方針です。今後、ミャンマー側との連携を含め、組織の実態解明と被害者の救出を目指すとしています。

 

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