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タイ入国管理局は2025年2月5日、カメルーン人の男が偽の米ドル紙幣を販売する詐欺を行っていたとして逮捕したと発表しました。
男は、ウェブサイト上で本物の100米ドル札を提示しながら、1枚あたり20米ドルで販売すると持ち掛け、購入希望者とLINEでやり取りをしていたとされています。購入希望者には米ドル紙幣の画像を送り、取引のためにまず20%の保証金を振り込むよう求めていました。しかし、購入者が振り込んだ時点で連絡を絶ち、逃亡していたとみられています。
捜査当局は、覆面捜査員を使い、男が使用していたLINEアカウントに接触しました。男は100,000米ドル分の購入を持ち掛け、500,000米ドル(約1,700万バーツ)相当を提供するとして、まず70万バーツの保証金を振り込むよう要求しました。しかし、捜査員はすぐには応じず、実際に米ドル札を確認するために対面での取引を求めました。
その後、男は300米ドルの見本を2,500バーツで販売することで合意し、バンコク・バンカピ区のホテルで会うことになりました。捜査員が張り込みを行い、取引現場を確認した後、男を逮捕しました。
男の所持品の中からは囮捜査に使用された2,500バーツが見つかりました。取り調べに対し、保証金70万バーツが振り込まれた後、米ドル紙幣を渡すふりをして逃亡するつもりだったと認めました。実際には、サンプルとして見せる米ドル札しか所持していなかったとされています。
タイ入国管理局は、男の在留資格を取り消し、国外退去処分とし、カメルーンへの送還手続きを進めるとしています。
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