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長時間の乗り継ぎ待ちで「一服したい…」と思っても、空港内は全面禁煙。そのため、喫煙できる場所がなく困っている愛煙家にとって、今回の動きは朗報かもしれません。
タイ空港公社(AOT)は2025年2月6日、国内主要空港(スワンナプーム、ドンムアン、チェンマイ、チェンライ、プーケット、ハジャイ)のターミナル内に喫煙室を設置する許可を求め、保健省と協議を進めていることを明らかにしました。現在、タイの空港では建物内での喫煙が禁止されており、喫煙者は屋外の指定エリアまで移動しなければなりません。しかし、乗り継ぎ便の乗客にとっては、制限エリアを出ることが難しく、ストレスを感じることも少なくないようです。
AOTによりますと、禁煙エリアでの違法喫煙やトイレでの喫煙が後を絶たず、火災警報の誤作動を引き起こすケースも発生しているとのことです。そこで、世界の主要空港と同様に、空港内に適切な喫煙室を設けることで、喫煙者と非喫煙者の双方に配慮した環境を整える狙いがあるとしています。
実際、シンガポールのチャンギ空港、韓国の仁川空港、日本の成田・羽田空港などでは、空港内に喫煙室が設置されており、国際基準に即した対応となっています。AOTは「乗客の利便性を向上させ、タイの空港が世界トップクラスの快適な空港となるための一歩」と強調しています。
一方で、保健省は受動喫煙の影響を考慮し、慎重な姿勢を崩していません。空港内に喫煙室が復活するのか、それとも現状維持となるのか——今後の動向に注目が集まります。
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