タイ北部パーイの病院でイスラエル人観光客4名が騒動、国外退去処分へ

【パーイ】メーホンソーン県パーイ郡で2025年2月6日、病院で騒動を起こしたイスラエル人観光客4人が逮捕され、罰金を科されたうえで国外退去処分となりました。各報道が伝えています。

事件が注目を集めたのは、病院の医師が「AggressiveDoctor」というFacebookページに投稿したことがきっかけです。医師によると、イスラエル人観光客らは病院敷地内で喫煙を繰り返し、物品を盗み、救急治療室のドアを破損。さらに、無免許のまま許可を得ずにドライビングスクールを開設し、頻繁に事故を引き起こしていたということです。治療を受けに来た際も、採血や創傷処置といった基本的な医療行為を拒否するなど、病院側の対応を困難にしていました。

この投稿には多くの支持が集まり、同様の被害を訴える声も上がりました。観光業への影響を懸念する声もありましたが、事態の深刻さを受け、警察が調査を開始しました。

観光客4人は、医療スタッフを威嚇し、立ち入り禁止エリアに侵入しようとした疑いが持たれています。監視カメラの映像を確認した警察は、4人を警察署へ連行し、公然の迷惑行為と嫌がらせの罪で、それぞれ3,000バーツの罰金を科しました。

その後、警察当局がSNS上で拡散されたこの事件について調査を実施。入国管理局が2月6日、4人の滞在許可を取り消し、国外退去処分とする命令を出しました。