排ガス違反で666台運行停止、タイ国家災害予防センターが取り締まり強化

タイ国家災害予防軽減指令センターは、陸運局による全国的な検査の結果を受け、車両の排出ガスによる大気汚染対策を強化しています。2024年10月1日から2025年2月3日までの間に、当局は5万5000台以上の車両を検査し、そのうち666台が法定排出基準を超過したため、運行停止を命じられました。2月3日には509台が検査され、5台が基準を超えていたため、即時修理が求められました。タイ国営メディアNNTが2025年2月4日に伝えています。

センターの報道官であるジラユ・フアンサップ氏によりますと、違反車両に対しては厳格な取締措置が講じられ、所有者は修理を完了し、再検査に合格しなければ運行を再開することはできません。また、警察には「使用禁止」命令を受けた車両が運行しているのを発見した場合、拘束するよう指示が出されています。センターは、市民に対し、黒煙を多量に排出するトラックやバスを見かけた場合は、ホットライン1584への通報や、公式LINEアカウント@1584DLTへの写真送信を呼びかけています。

当局はまた、農業焼却による汚染にも対策を講じており、地理情報・宇宙技術開発機関（GISTDA）が火災発生ホットスポットの多い県を特定しています。これらの地域では、火災防止および消火活動が強化され、さらなる環境への影響を抑えるための対策が進められています。

https://www.facebook.com/photo?fbid=1010535344443929&set=a.591685012995633