バンコクでクレジットカード抜き取り被害が続出、外国人女性に飲食店に誘われて・・・

在タイ日本国大使館は2025年1月29日、海外安全対策情報（令和６年度第３四半期（１０－１２月））を公開。バンコクでクレジットカード抜き取り被害が続出していることを明らかにしました。

「お金見せて詐欺」による被害が増加

バンコクでは以前から、ドバイから来たと称する人物（単独または男女ペア）が「お札を見せてほしい」などと声をかけ、そのやり取りの最中に現金やクレジットカードを抜き取る「お金見せて詐欺」の被害が報告されています。近頃、この手口による被害相談が増加しているとのことです。

クレジットカードの抜き取り被害も発生

また、バンコク中心部では外国人女性が「その帽子はどこで購入しましたか？」などと話しかけ、飲食店へ誘う手口の被害も発生しています。会話の流れで「バッグをデザインしてプレゼントしたい」と申し出て、サイズ確認を口実にバッグを手に取る間にクレジットカードを抜き取るケースが複数報告されています。

大使館は、見知らぬ人物からこのような話しかけを受けた場合、決して相手にせず、その場を速やかに立ち去るよう強く警告しています。

旅券の紛失・盗難も多発

さらに、旅券（パスポート）の紛失・盗難に関する相談も多く寄せられており、今期だけで80件（うち盗難は20件）にのぼっています。大使館によると、現在も被害件数は高水準で推移しているということです。

旅券は貴重品と同様に厳重に管理し、リュックの外ポケットなど第三者に取り出されやすい場所に無造作に入れないようにすることが推奨されています。また、電車内や繁華街、イベント会場など人が多く集まる場所では、バッグを体の前に持つなどして警戒を強めることが求められます。

バンコクを訪れる際は、これらの手口に十分警戒し、安全確保に努めてください。