タイのホテル「Anantara」「Avani」「Tivoli」を日本市場へ、マイナー・ホテルズが日本で合弁

ロイヤルホールディングス株式会社（東証プライム：8179）は2025年1月28日、タイの大手ホテルグループMinor Hotels（マイナー・ホテルズ）のシンガポール子会社MHG INTERNATIONAL HOLDING (SINGAPORE) PTE LTDと、日本市場でのラグジュアリーホテル展開を目的とした合弁会社「ロイヤルマイナーホテルズ株式会社」を設立すると発表しました。

訪日外国人増加を見据えた高級ホテル展開

観光庁の調査によると、日本ではアジアを中心に外国人富裕層の宿泊需要が拡大。これを受け、ロイヤルホールディングスは自社が持つ「リッチモンドホテル」の運営ノウハウと、Minor Hotelsのラグジュアリーブランド運営力を組み合わせ、新たな高級ホテル事業を展開します。

新会社では、Minor Hotelsが展開する「Anantara（アナンタラ）」「Avani（アヴァニ）」「Tivoli（チボリ）」の3ブランドを日本市場に導入し、2035年までに21棟のホテル開業と、売上210億円の達成を目指します。

合弁会社の概要

社名：ロイヤルマイナーホテルズ株式会社
所在地：東京都世田谷区桜新町一丁目34番6号
資本金：1億2,000万円
出資比率：ロイヤルホールディングス 50%、MHG INTERNATIONAL HOLDING (SINGAPORE) PTE LTD 50%
代表者：代表取締役社長 本山浩平 / 代表取締役副社長 Dillip Rajakarier
事業内容：ホテルの経営・運営

タイのMinor Hotelsとは？

Minor Hotelsは、タイ証券取引所上場のMinor International Public Company Limited（MINT）が所有する世界的ホテルグループ。58か国で560以上のラグジュアリーホテルやブランドレジデンスを展開し、Anantara、Avani、Tivoliなど8つのブランドを有する。また、世界最大の独立系ホテルブランドアライアンス「Global Hotel Alliance（GHA）」のメンバーでもあり、約3,000万人の会員を擁するロイヤルティプログラム「GHA DISCOVERY」に参加している。

今後の展開

ロイヤルホールディングスは、長年培った国内ネットワークとホスピタリティの強みを生かし、Minor Hotelsとの協力を通じて日本市場におけるラグジュアリーホテル事業の拡大を図る。今後、合弁会社の具体的な開業計画や新ホテルの発表にも注目が集まるだろう。

（情報元：ロイヤルホールディングス株式会社発表資料）