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タイ東北部ウボンラチャタニ県で発生した拉致事件で、中国人7人を拉致・監禁して身代金200万バーツを要求した容疑で、8人が逮捕されました。逮捕者には警察官4人が含まれており、これを受けてタイ警察は即時4人の解任を決定しました。2025年1月25日の各報道が伝えています。
被害者となった中国人7人(22–25歳)は、ウボンラチャタニ県ピブーンマンサーハーン郡のリゾート施設で監禁されていました。犯人グループは当初500万バーツを要求しましたが、最終的に200万バーツに減額して交渉を進めていました。事件は、監禁中の被害者がラオスの友人に助けを求めるメッセージを送ったことで明るみに出ました。
逮捕された8人のうち、4人は現役の警察官で、特別捜査部や国境警備警察に所属していました。彼らは犯行に関与したとして解任され、さらに刑事処分の対象となっています。その他の容疑者には、軍関係者1人、タイ人2人、ミャンマー人1人が含まれています。
タイ警察長官は1月25日、事件への関与が発覚した警察官に対して厳格な対応を行う方針を示しました。今回の事件を受けて、違法移民や国際犯罪の取り締まりを強化するための7日間の特別捜査を指示。違法行為に関わった職員には、行政、規律、刑事の各処分が科されると明言しました。
警察は現在、事件の背景にある可能性のある違法労働密輸ネットワークとの関連性を調査しています。被害者たちは正規の手続きを経ずにタイへ入国しており、事件がさらに深い犯罪構造を明らかにするきっかけとなる可能性があります。
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