「マッサージの仕事」と騙してUAEに渡航させ売春強要、人身売買容疑でタイ人の女逮捕

タイ中央捜査局（CIB）は、アラブ首長国連邦（UAE）のアブダビでタイ人女性を騙して性売買を強要した事件に関連し、容疑者のタイ人の女を逮捕しました。逮捕はタイ中部サムットプラカーン県内のカラオケ店で行われました。

この事件は2024年6月に発覚しました。被害者となったタイ人女性3人は、マッサージ店で働くよう誘われてUAEに渡航しましたが、到着後に性売買を強要されました。渡航費として1人当たり70,000バーツの支払いを求められ、その返済が済むまで帰国を許されない状況に追い込まれました。

被害者たちは3日間にわたり性売買を強要されましたが、隙を見て店から脱出し、現地のタイ領事館に保護を求めました。その後、タイに帰国し、捜査当局による調査が進められました。

捜査の結果、この事件には4人の関係者が関与していることが判明しました。容疑者のタイ人の女はサムットプラカーン県内でカラオケ店を営んでいたところを逮捕されました。他の容疑者は国外に逃亡しており、インターポールを通じて追跡が進められています。

警察は引き続き、被害者の保護と犯罪組織の摘発に全力を挙げる方針です。