両替レート
|
|
タイは、デジタル投資のハブとしての地位を強化するため、技術インフラの拡充と人材育成に力を入れています。ペートンタン・チナワット首相は、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)において、グーグルのルース・ポラット社長兼最高投資責任者と会談し、タイへの更なる投資を要請しました。2025年1月23日にタイ国営メディアNNTが伝えています。
会談では、チョンブリ県で建設中のグーグルデータセンターへの支援が確認されました。このデータセンターは2年以内に稼働開始予定で、タイのデジタルインフラ強化に大きく貢献すると期待されています。首相は、クラウド技術だけでなく、デジタル製品製造拠点としてのタイの潜在力を強調し、更なる投資誘致に意欲を示しました。
これに対し、グーグル側はタイ国内の既存のサプライヤーネットワークを活かした製品製造の拡大計画を表明しました。また、デジタル人材育成にも積極的に取り組み、教育省と連携した学生向けデジタルスキル向上プログラムや、中小企業向けスキルアップ支援などを実施する予定です。
グーグルの積極的な投資姿勢は、タイのデジタル経済発展を力強く後押しするものと期待されます。政府は、官民連携によるデジタル化推進を掲げており、グーグルとの協力関係強化は、その目標達成に大きく貢献すると考えられます。
関連記事