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タイの大手メディア「バンコクポスト」と食品・流通大手「チャロン・ポカパン(CP)グループ」は、オンライン詐欺師に対する法的措置を開始しました。詐欺師らは、CPグループの名誉会長であるチャロン・ポカパン氏の名前と写真を悪用し、偽の投資広告やウェブサイトを作成していました。
この詐欺行為では、バンコクポストを含む信頼性のある国際メディアの記事を装った改ざんコンテンツが利用され、特にFacebook上で広く共有されました。詐欺師らは「高額な投資リターン」を謳い、多くの人々を騙そうと試みています。
最近、CPグループは詐欺の明確な証拠をパホヨーティン警察署に提出しました。この証拠は、これらの詐欺行為が犯罪グループによるものであり、CPグループやタニン氏とは無関係であることを示しています。CPグループは、今後も法的措置を最大限追求し、これらの犯罪者を法の裁きにかける意向を表明しています。
一方、バンコクポストも、偽サイトの作成や著名な人物の名前と写真を利用した詐欺行為に対してトゥンマハメーク警察署に告訴を行いました。また、Facebookにも報告を行い、偽アカウントや詐欺広告の削除を求めています。
この問題はタイだけでなく、日本でも共通しています。近年、日本では著名人の名前や写真を無断で使用した詐欺広告が増加しており、特にSNSやウェブ広告を通じて拡散されています。詐欺広告の多くは、「短期間で稼げる」といった魅力的な内容で、投資やビジネスに関心のある人々をターゲットにしています。
バンコクポストとCPグループは、一般の人々に対し、確認されていない広告や投資案件に注意するよう呼びかけています。タイでは、怪しい広告や詐欺行為を発見した場合、サイバー警察ホットライン(1441)に連絡することが推奨されています。
■Bangkok Post, CP Group take action against online scammers
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