タイ政府、主要な鉄道路線沿いで手頃な価格の住宅を提供するプロジェクトを発表

タイ政府は、主要な鉄道路線沿いに手頃な価格の住宅を提供する「バーン・プア・コン・タイ（บ้านเพื่อคนไทย）」プロジェクトを発表しました。このプロジェクトは、鉄道沿線の土地を活用し、都市部へのアクセスを便利にすることで市民の生活の質を向上させることを目指しています。2025年1月10日にタイ国営メディアNNTが伝えています。

スリヤ・ジュンルンルアンキット運輸大臣によると、このプロジェクトはタイ国鉄（SRT）の子会社であるSRTアセット株式会社が運営を担当し、クルンテープ・アピワット中央駅近くのKM11エリア、トンブリー駅、チアンラックノーイ駅、チェンマイ駅の4か所で開発が進められる予定です。特にKM11エリアでは、45階建てのモダンなコンドミニアムの建設が計画されており、鉄道ネットワークに近接した利便性の高い居住空間が提供されます。

1月17日には、ペートンターン・チナワット首相がKM11エリアを訪れ、プロジェクトの準備状況を視察します。この訪問では、プロジェクト向けに設計されたモデル住宅も公開される予定です。住宅の一般予約は1月20日から「บ้านเพื่อคนไทย.th」（タイ語の公式ウェブサイト）で開始され、申請者は適格性の審査を受けた後、抽選により入居者が決定します。選ばれた人は、政府住宅銀行を通じた資金調達オプションを利用することができます。

このプロジェクトは、戸建て住宅やコンドミニアムを含む多様な住宅オプションを提供することで、手頃な価格の住宅の拡大と都市部の接続性向上を目指しています。タイ政府はこの取り組みを通じて、より多くの市民に快適な生活環境を提供することを目標としています。

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