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タイのリゾート地パタヤで、コンドミニアムの賃貸を巡る詐欺被害が相次いでいます。レディーボーイの代理人が、SNSで高級コンドミニアムの部屋を借りられると宣伝し、家賃をだまし取る手口のようです。被害者は10人以上に上り、被害総額は100万バーツ(約400万円)を超えるとのことです。2025年1月8日の各報道が伝えています。
被害者によると、代理人はFacebookでフォロワー5000人以上を抱え、実在の人物であることを確認した上で信用したとのことです。しかし、入居してみると部屋は写真と全く異なり、中にはオーナーを名乗る別の人物に追い出されたケースもあったそうです。
警察は、被害届を受理し、捜査を進めています。パタヤは観光客が多く、帰国後に泣き寝入りするケースも多いとみられます。警察は、同様の被害に遭わないよう注意を呼びかけています。
被害者の1人、ジェーンさん(仮名、27歳)は、年末年始にパタヤで休暇を過ごすため、ジョムティエンビーチ沿いのコンドミニアムを代理人を通じて借りました。しかし、入居1週間後に「水道が使えなくなる」という理由で別の場所に移動させられ、その後、コンドミニアムに戻ることができなくなったそうです。ジェーンさんは「楽しみにしていた休暇が台無しになった」と憤りを隠せない様子です。
別の被害者、ワンさん(仮名)も、代理人が提示した写真とは全く異なる部屋に通されたそうです。返金を求めたが、拒否されたとのことです。
パタヤ警察署によると、同様の被害届が10件以上寄せられているそうです。警察は、代理人とみられる人物を特定し、詐欺容疑で捜査を進めています。
警察は「コンドミニアムを借りる際は、信頼できる代理人や不動産会社を利用する」「契約内容をよく確認する」「不審な点があればすぐに警察に相談する」など、注意を呼びかけています。
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