|
|
タイ東部チョンブリ県のバンラムン警察署は、窃盗事件を繰り返し起こしていた24歳の男を容疑者として逮捕しました。容疑者はこれまでにも多数の窃盗事件を引き起こしており、危険人物として捜査が進められていました。今回の逮捕は、チョンブリ県内のホテルで行われ、犯行に使用した道具や一部の被害品も押収されました。2024年12月25日の各報道が伝えています。
捜査によると、今年8月から12月の間、バンラムン警察署管内で少なくとも4件の窃盗事件が発生。容疑者は南京錠やドアの鍵を30秒足らずで開錠し、部屋内の財産を盗んでいました。監視カメラの映像から、すべて同一人物による犯行であることが確認されています。
容疑者は取り調べで、自身が監視カメラに映っている人物であることを認めました。彼は過去にも窃盗で5回の有罪判決を受け、刑務所に服役した経歴があり、直近ではラヨーン県でも窃盗事件を起こしていたことが明らかになりました。保釈中に再び犯行を繰り返した背景には、職も収入もない生活が原因であったと供述しています。
警察は容疑者に対し、南京錠の開錠方法を再現するよう求めました。容疑者は自作の工具を使い、わずか10秒で世界的に安全性が高いとされる南京錠を開錠。その技術には警察関係者や報道陣も驚きを隠せませんでした。
今回の事件では、多額の被害を受けた30歳の女性も含まれており、彼女は仕事から帰宅した際に南京錠が外され、室内が荒らされているのを発見しました。確認したところ、貯金箱に入れていた30万バーツ以上の現金や携帯電話が盗まれていました。容疑者は犯行を認めたものの、盗んだ金額は30,000バーツだったと主張しています。被害者は、警察にさらなる捜査を求め、失われた全額の返還を願っています。
警察は、今回の容疑者を「危険でプロフェッショナルな犯罪者」として捉えており、今後さらなる被害を防ぐため、徹底的な捜査と法的手続きを進める方針です。また、過去に同様の被害を受けた可能性のある市民には、警察への情報提供を呼びかけています。
関連記事