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タイ気象局(TMD)は2024年12月22日、南シナ海南部で発生した低気圧に関する注意喚起を発表しました。この低気圧は西北西方向に移動中で、最大風速は時速55キロメートルに達しており、今後熱帯低気圧に発達する可能性が高いとされています。タイ気象局によると、12月24日から25日にかけてベトナム東海岸に到達し、上陸後に弱まり低気圧となる見込みです。タイ国営メディアNNTが2024年12月23日に伝えています。
この低気圧の影響により、タイ全土では12月25日から26日にかけて降雨が増加すると予測されています。北部下部、東北部、中央部、バンコク、東部の一部地域で断続的な雨が予想されるほか、南部では特に強い雨が降る可能性があります。湿気を含んだ風が南シナ海やタイ湾から運ばれ、南部地域では雨量がさらに増加する見込みです。また、北東モンスーンが引き続き活発であることも、降雨の一因となっています。
タイ湾やアンダマン海では波が高くなることが予測されています。タイ湾下部では波の高さが最大2メートル、タイ湾上部およびアンダマン海では1~2メートルに達する可能性があり、雷雨が発生した場合には波が2メートル以上に達する恐れもあります。タイ気象局は、航行中の船舶に対し注意を呼びかけるとともに、荒天下での移動を避けるよう勧告しています。
タイ気象局は影響を受ける地域の住民に対し、最新の気象情報を常に確認し、強風や大雨による被害に備えて必要な対策を講じるよう呼びかけています。また、山間部や水はけの悪い地域では、土砂崩れや洪水への警戒を怠らないよう注意を促しています。
状況の悪化に備えるため、最新情報についてはタイ気象局の公式ウェブサイトやアプリを通じて確認し、十分な準備を整えるよう呼びかけが行われています。
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