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タイ在住のサムライを自称する変人ポー。タイ山岳少数民族アカ族・村長の娘と結婚、二男一女をもうける。 2022年3月に幻冬舎より二冊同時出版をした『変人ポーの人間力』では独自の哲学を展開し、『変人ポーの平和論』では千年計画での世界平和を本気で考える。この連載では「人生たったの一度きりだから…」と豪語する彼の哲学を深堀りしてみる。(インタビュアー:梅田 隼人)
怒りという感情は、現代社会ではちょっと扱いにくい感情ではないだろうか。かといって無視したり抑え込んだりするだけでは、結局どこかで爆発してしまう。だからこそ、怒りをどう攻略するかは、人間がその人生を生きていく上での重要なスキルだと思われる。「感情を制する者は人生を制す」と豪語する変人ポーに聞いてみよう。
梅: 変人ポー流の怒りの攻略法、ぜひお聞かせください。
変: ポイントは3つです。まず第一に、怒りの6秒ルールをどう乗り越えるか。巷のアンガーマネジメントでもよく言われていますが、怒りの感情は6秒間がピークです。この6秒さえうまくやり過ごせれば、その後は冷静になりやすい。私の場合は、スイッチをひとつ用意しています。|
梅: スイッチ、ですか?
変: はい。例えば深呼吸をする、好きな音楽を頭の中で流す、一歩後ろに下がって景色を見るとか、人それぞれのスイッチでOKです。要はその6秒間、自分を怒りの感情から少しだけ引き離せるようなアクションを取ることです。
梅: なるほど。それが第一のスイッチということですね。では、第二のポイントは?
変: 怒りのエネルギーを自分の体内からアウトプットすることです。私がよくやるのは、手紙を書くこと。例えば、怒りの対象に対して言いたいことを思いっきり書き出す。でも、この手紙はその相手に送るものじゃありません。ただ書き溜めるだけでいいんです。言葉としてデトックスすることで、怒りが頭の中をぐるぐる回らなくなります。
梅: 手紙を書くことで、自分の中の怒りを整理するんですね。では、第三のポイントは何でしょう?
変: 怒りをエネルギーとして活用することです。怒りって、ものすごく強い原動力になり得る感情なんです。ただ、怒りのままではコントロールが難しい。だから、自分の志や目標にそのエネルギーを向けるといいんです。例えば、社会の不正に対して怒りを感じたなら、その感情を行動に変えて、問題を解決するために動くとかのことです。
梅: 怒りを単に消し去るのではなく、むしろ利用するという発想がユニークですね。
変: そうですね。感情はコントロールされるべきものじゃありません。だけど、エネルギーとして方向性を持たせれば、自分の人生に役立てることができる。怒りを敵視しないで、『これも自分の一部なんだ』と受け入れることが大事だという考え方、これも思考です。
<内容紹介>
『変人ポーの人間力』
もっと早く読んでいれば……!母国日本の未来を圧倒的スケールと独自哲学で綴る啓蒙書。テクノロジーの現代に必見の英知を凝縮した一冊。葉装家 稲荷重藏氏推薦!
『変人ポーの平和論』
世界80億人が必見!”それ”を維れ新めるにはこの本にあるような教育が必要だ。教育は、全てである。 郷士坂本家十代目 坂本匡弘氏推薦!
全国の書店、Amazon、Kindleにて好評発売中!
『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』二冊同時出版をしたその理由とは!?
別書『人間力』はこれからの時代における自己啓発がテーマとなる。具体的にはテクノロジーとグローバル社会においての“超実践的”自己啓発本で、本書『平和論』 はその“超具体的”方法論の一つをまとめた内容となっており、両書は“対”になっていることが特徴だ。そしてこれは“知識”と“知恵”の対のことであるとも言えよう。つまり、知識の『人間力』、知恵の『平和論』ということにもなり、どちらか一方が欠けてもその魅力は半減してしまう。
ここで知識と知恵の違いについては、変人ポーの言葉をそのまま引用する。
「知識はあくまで知識だ。知識は行動を伴うことにより知恵となる。そして、この知恵は答そのものだ」
よって書籍『人間力』だけでは単なる自己啓発本に過ぎず、これでは従来の自己啓発本とともに単なる知識で終わってしまうこととなる。書籍『人間力』は、知恵の『平和論』という背景があってより現実的な哲学として完成する。
また書籍『平和論』だけでは机上の空論、あるいは“事実と意見の違い”もわからぬままに誤解され兼ねない。書籍『平和論』は、知識の『人間力』という裏付けがあってはじめて現実的な方法論となる。
本書を読み終える時にはこの意義が本当の意味で理解していただけることを祈念しつつ、ここに紡いでいく。
<『変人ポーの平和論』はじめにより抜粋>
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