プーケット空港、シンガポールの写真の誤用について説明

©プーケット国際空港

 プーケット国際空港は2024年12月16日、観光プロモーションの一環として使用した壁紙に、シンガポールの歴史的建築物の写真を誤用していた問題について謝罪し、説明を行いました。

問題の発端は、12月16日にFacebookページ「E Jeejum Phuket（อีจี้จุ๋ม Phuket）」が、空港内の壁紙にシンガポールの象徴的なカラフルなプラナカン建築の写真が使われていると指摘したことです。同ページは、「他国の写真を用いることは恥ずかしい」と批判。これを受け、ソーシャルメディア上では「なぜプーケット本来の写真を使わなかったのか」という疑問や非難の声が殺到しました。

ネットユーザーからは「空港関係者は、この写真がシンガポールのものだと気付いていなかったのか？」という声も多く上がり、タイ空港公社（Airports of Thailand）公式アカウントは問題を認識し、空港管理側へ報告するとコメントしました。

その日のうちに、プーケット国際空港の公式Facebookページは声明を発表。壁紙にシンガポールのシノ・ポルトガル建築の写真を使ったことについて、次のように説明しました。

「この建築様式はプーケットでも見ることができるため、その象徴として使用しました。あくまで壁画の一部であり、他の部分にはプーケット島の写真も含まれています。混乱や誤解を招いたことをお詫び申し上げます。」

空港管理側はさらに、「今後は問題の修正に向けて対応を進める」と述べ、今回の件が観光プロモーション全体に与える影響を最小限に抑える方針を示しました。

■Phuket airport explains away its misuse of Singapore photo