|
|
タイ警察は2024年12月17日、バイクの進路妨害を巡るトラブルが原因で男性が刺され死亡した事件について、加害者の男が出頭し、殺人容疑で取り調べを行っていると発表しました。
事件は12月15日午後11時頃、バンコク都内ムアンスクン交差点付近のコンドミニアム前で発生しました。警察が現場に駆けつけたところ、23歳の男性が左胸下に刺し傷を負い死亡しているのを発見。現場には長さ10インチの鋭利な刃物が落ちており、証拠として押収されました。
警察の捜査によると、被害者はバイクで恋人を送り届けた帰り道、赤いバイクと進路を遮り合うトラブルが何度も発生。その後、被害者が自宅近くのコンドミニアムに到着したところ、相手が追跡してきて口論と殴り合いに発展し、最終的に加害者が刃物で被害者を刺したとされています。事件当時、加害者の恋人が止めるよう叫んでいたとの目撃証言もあります。
事件後、加害者はバイクでその場から逃走しましたが、捜査を進めた警察が身元を特定。その後、12月16日午前に加害者が自ら警察署に出頭しました。
警察の取り調べに対し、加害者は「感情が抑えられず冷静さを失った」と供述し、さらに「話し合いをしようとしたが被害者に先に暴行されたため、事件に発展した」と述べています。また、現場に持参していた刃物については「自分を守るために携帯していた調理用の包丁だ」と主張しています。
警察は、加害者を殺人容疑で送検し、さらに詳しい動機や事件の背景について捜査を続ける方針です。
関連記事