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海外での「闇バイト」への甘い誘い~その背後に潜む危険とは?

2024年12月16日 配信

海外で短期間に高収入を得られるという甘い言葉に引き寄せられ、知らず知らずのうちに犯罪の加害者にされてしまう事例が後を絶ちません。とりわけ東南アジアを中心に、日本人が「かけ子」や「受け子」として特殊詐欺に加担させられるケースが深刻化しており、現地警察に拘束される事態に陥っています。
2024年12月16日、外務省が再度注意喚起を発表しました。



以下に、注意喚起を転載します。

 

特殊詐欺事件に関する注意喚起(加害者にならないために(その2))

【ポイント】
●昨年8月の「特殊詐欺に関する注意喚起」の発出以降も、闇バイトに応募し、犯罪組織等に「かけ子」や「受け子」として海外で特殊詐欺に加担させられ、その結果、現地警察に拘束される事案が発生しています。
●海外であっても犯罪行為に対する罪は免れません。この種の求人に安易に応募しないよう、また、意図せず犯罪の加害者になることがないよう、十分慎重に行動してください。
●犯罪組織にとって「闇バイトの応募者は使い捨て要員」ですので、現地警察に拘束されても、犯罪組織は助けてくれません。

【本文】
1 東南アジアを中心に海外で、特殊詐欺に加担させられた結果、現地警察に拘束される事案が多く発生していることを受け、2023年8月に「特殊詐欺に関する注意喚起」を発出し、注意を促したところです。
 しかしながら、犯罪組織等に「かけ子」や「受け子」として海外で特殊詐欺に加担させられ、その結果、現地警察に拘束される事案が引き続き発生しています。

2 闇バイトに応募し一度犯罪に加担してしまうと、「やめたい」と思っても、パスポートを取り上げられて軟禁状態となったり、また、自分自身や家族等の個人情報をもとに脅迫され、抜け出すことができなくなったりするばかりか、組織内で暴行を受けるなどのおそれがあり、実際にそのような事例が発生しております。
 さらに、犯罪組織にとって「闇バイトの応募者は使い捨て要員」ですので、現地警察に拘束されても、犯罪組織は助けてくれません。
 また、海外であっても犯罪行為に対する罪から免れられるわけではなく、「知らなかった」、「聞いていた内容とは違っていた」といった事情があったとしても、何ら考慮されることなく現地警察に拘束される可能性があります。

3 短期間で多額の報酬を得られるような仕事は、海外でもまず無いないことを十分認識し、こうした求人に安易に応募することがないよう、また、意図せず犯罪の加害者になることがないよう、十分慎重に行動してください。

4 以下のホームページ等もご参照ください。
○広域情報 特殊詐欺事件に関する注意喚起(加害者にならないために)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C035.html

○「闇バイト」は犯罪実行者の募集です
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/yamibaito/hanzaishaboshu.html

○SNSで求人情報を探している方へ
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/yamibaito/tokutyou.pdf

○広域情報 特殊詐欺についての注意喚起(被害に遭わないために)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2024C049.html


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
○海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

 

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