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タイ東北部ウドンタニ県で、首のねじりを含むマッサージを受けた女性歌手が死亡した事件が、2024年12月上旬、ネット上で話題になっています。
各報道によると、亡くなったのは歌手のピン・チャヤーダー(ผิง ชญาดา)さんで、11月に肩こりを和らげるためマッサージを受けましたが、その後症状が悪化していきました。マッサージを受けた2日後に首の後ろに痛みを感じ、その後右腕が弱まり、数週間で半身麻痺に至りました。
この件は人気フェイスブックページの「Drama Addict」でピンさんの死が伝えられたことで注目を集めました。同ページでは、首は非常に繊細な部分であり、強いマッサージによって脳や脊髄の血管を損傷する可能性があると警告しました。
タイの神経学者であるティラワット医師もFacebookで首のマッサージの危険性を訴えています。彼によると、首をねじる動作や頸椎マッサージは麻痺を引き起こす可能性があります。アメリカの177人の神経科医が報告した事例では、21歳から60歳の55人が頸椎調整後に脳梗塞による麻痺を発症しました。
さらに、ティラワット医師は患者の一例として、1日3回の首のねじりマッサージを受けた後、右半身麻痺を発症し1カ月間入院したケースを紹介しました。彼は、首のねじりが視覚やバランスにも影響を及ぼす可能性があると指摘しています。
「Drama Addict」は、タイ伝統マッサージでは首のねじりが行われることはないと述べ、施術者に対しこのような手技をやめるよう呼びかけています。
また、肥満や高血圧を持つ人々は脳卒中による麻痺のリスクが高まる可能性があるため、特に注意が必要だとしています。
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■Warnings issued as woman dies after neck-twisting massage
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