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タイ中小企業開発銀行(Small and Medium Enterprise Development Bank of Thailand:SME Bank )は、最近の洪水の影響を受けた南部の中小企業(SME)を支援するため、緊急措置を開始しました。この取り組みには、元金および利息の支払いを12か月間猶予するプログラムや、事業再建を支援するための緊急融資の提供が含まれます。2024年11月29日にタイ国営メディアNNTが伝えています。
「債務猶予」プログラムでは、被災事業者は長期融資の支払いを最長12か月間猶予することができます。約束手形やファクタリングローンについても、最長180日間の延長が可能で、利息支払いの延期オプションも提供されます。この措置は、危機的状況における中小企業の財政負担を軽減することを目的としています。
「事業再建資金」プログラムでは、2つの融資オプションを提供しています。1つ目は緊急融資で、法人は最大20万バーツ、個人事業主は最大10万バーツまで借りることができます。この融資は初年度無利子、担保不要で、返済期間は3年間、元金据置期間は12か月となっています。2つ目の「洪水被災SME向けブーストアップローン」は、事業再建を目的として最大200万バーツを提供し、低金利で最長5年間の返済条件が設定されています。
いずれのプログラムも、防災・減災局が指定する災害地域に所在する事業者が対象です。申請期間は12月30日まで、または資金が全額割り当てられるまでとなっています。
救済措置に関心のあるSME事業者は、タイ中小企業開発銀行の各支店、LINE公式アカウント「SME Development Bank」、またはウェブサイト「smebank.co.th」を通じて申し込むことができます。さらに詳しい情報は、コールセンター1357までお問い合わせください。
■SME D Bank Offers Relief to Flood-Hit Businesses in the South |NNT
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