魚カフェ、衛生問題で一時営業停止

タイ東部チョンブリ県にある人気のカフェ「Sweet Fishes Cafe」が、そのユニークなコンセプトで注目を集めていますが、衛生面の問題が指摘され、保健省から一時営業停止を命じられました。2024年11月27日の各報道が伝えています。

「Sweet Fishes Cafe」は、足元に泳ぐ色鮮やかな鯉を眺めながら食事や飲み物を楽しめるカフェとして話題を集めていました。しかし、床に水を張り、その中で鯉を飼育する独自のスタイルが、不衛生であるとの批判を受けました。

保健省の指導のもと、同県事務所のスタッフらが現地を調査。カフェ内には4組のテーブルと12席が設けられ、15〜20センチの水深の中で鯉が泳いでいました。来店客は入店前に足を洗うルールがあるものの、衛生基準の厳守が必要とされました。

カフェでは地下水処理システムを利用し、水質を管理していると説明していますが、保健省はさらに以下の指導を行いました。

1. 飲食エリアと魚のプールの分離
2. 換気設備の増設
3. 子どもが一人で魚エリアに入ることの禁止

「Sweet Fishes Cafe」は現在、7日間の営業停止命令を受け、営業許可の取得手続きを進めています。カフェ側は指摘を真摯に受け止め、改善を図るとコメントしています。

タイの観光客や地元住民の間で人気を博してきたカフェが、今後どのように再開し、安全性を確保するのか注目が集まっています。

https://world.thaipbs.or.th/detail/fish-cafs-in-hygiene-spotlight/55606