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タイ南部では、豪雨による被害の影響が広がる中、一部地域で状況が落ち着き始めています。タイ国営メディアNNTが2024年11月22日に伝えています。
パッタルン県ムアン郡およびシーナカリン郡では浸水が解消され、平常を取り戻しました。しかし、ナコンシータマラート県パークパナン郡では17軒、ソンクラー県シンハナコーン郡では8軒の住宅が暴風雨の被害を受け、住民の生活に影響が出ています。現在のところ、負傷者や死亡者の報告はなく、被害の詳細調査と支援が進められています。
気象局によれば、南部タイでは高気圧帯と北東モンスーンの影響で降雨が続いており、今後もさらなる雨が予想されています。特に11月27日には強い寒気団の影響で降雨が激化する見込みで、急激な洪水や山崩れのリスクが高まるとされています。水資源局 や災害防止軽減局をはじめとする各機関は、被災地への支援や水位の監視、予防措置の強化に努めています。
現在、11月22日から24日にかけて、パッタルン県、ソンクラー県、ナコンシータマラート県を含む10県で急激な洪水や山崩れのリスクが警告されています。ナコンシータマラート県ロンピブーン郡では24時間の累積降雨量が174ミリに達し、さらに123ミリの降雨が予想されるなど、非常に高いリスクが懸念されています。パッタルン県でも継続する大雨により14の村が厳重な監視対象とされています。
一方で、南部のすべての主要河川の水位は堤防内に収まっており、溢水の報告はありません。しかし、さらなる降雨の可能性を考慮し、政府は状況を注視するとともに、被災地への支援準備を進めています。地域住民に対しても引き続き警戒を呼びかけています。
政府は、「迅速な対応を通じて住民の安全を確保し、被害の軽減に努める」としており、状況の推移を慎重に見守る姿勢を示しています。
Flooding in the capital districts of Phatthalung Province and Srinagarindra District has returned to normal. However,…
Posted by NNT- National News Bureau of Thailand on Friday, November 22, 2024
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